Lifestyle

「女の子育児はラク」と笑う義母に、9歳娘が「ママはラクじゃないよ」。親戚一同が静まり返った反撃のひと言

「男の子は大変」「女の子は育てやすい」――子育てをしていると、そんな言葉を耳にすることがあります。  もちろん、子どもの性格によって育児の大変さはさまざまですが、性別だけで「ラク」「大変」と決めつけられ、モヤモヤした経験がある人も多いのではないでしょうか。  東京都在住の亜希子さん(仮名・37歳)も、そのひとり。小学生の娘2人(8歳・9歳)を育てる亜希子さんは、義母から繰り返される「女の子育児はラク」という言葉に、長年違和感を抱えていたと言います。  最初は「悪気はないんだろう」と受け流していた亜希子さん。しかし、親戚が集まったある日の義母の発言と、それに対する娘の“ひと言”が忘れられないと話します。

義母からの度重なる「女の子はラク」発言にモヤッ…

0604_子育て②

画像はイメージです。

「私の義母は男兄弟の育児をしてきた人で、昔から『女の子はラク』『男の子は本当に大変』が口癖のような人です。悪気はないんだろうなと思っていたので、最初は笑って流していました」  しかし、その言葉は少しずつ亜希子さんの心に重くのしかかっていったと言います。 「娘たちは比較的大人しいタイプなのですが、その分すごく繊細で…。友達関係で悩んだり、学校へ行きたくないと泣いた時期もありました。外と家で自分を使い分けている分、家での姉妹喧嘩は激しいですし、洋服へのこだわりが強く家を出るまで毎日時間がかかる。そんな中でも、子どもの気持ちに寄り添うことに必死でした」  自身の母を早くに亡くしている亜希子さんは、育児の先輩である義母に悩みを打ち明けていたそうです。 「女子特有の陰口や仲間外れなど、娘の話を聞いて私も一緒に悩むことが多かったため、義母に話を聞いてもらおうと相談したことがありました。しかし、義母は話を聞くというより、自身の“男の子育児の大変さ”を語ることが多く、『女の子はまだラクなんだから』と言われるたびに、だんだんと相談する気力がなくなっていきました」  ある時は、子どもが友人関係に悩み、学校へ行きたくないと泣いていたことを打ち明けたと言います。 「すると『そんなの気にしてたらキリがないわよ。女の子は話が通じるだけまだラクじゃない? 男の子なんて、喧嘩するたびに怪我をさせたり、怪我をしたりで、相手の家に謝りに行ったこともあったのよ』と返ってきました。確かに、義母が経験した大変さは私には分かりません。でも、どこか比較するような返しに違和感を覚えていました」  男女というよりも、それぞれの個性が違い、大変さの種類も違う――。そう感じていた亜希子さんにとって、“女の子だから”とひと括りに決めつけられること自体が苦しかったといいます。

静かに口を開いた9歳の娘。義母に伝えた“一言”に救われた

0604_子育て①

画像はイメージです。※画像生成にAIを使用しています

 そんな中、ゴールデンウィークに親戚が集まった日に、忘れられない出来事があったといいます。 「義実家のリビングでは子どもたちが走り回り、大人たちはアイスを食べながら雑談していました。義姉の息子2人(7歳・10歳)がソファから飛び降りるたびに、義姉は『コラー! 危ないって!』と追いかけ回していました。  すると義母が笑いながら、『男の子2人は本当に大変よねぇ。亜希子ちゃんは女の子だけだから、静かだしラクでいいわよね』と言ったんです。正直、『またかぁ…』と思いました。でも、その日はなんだか妙に刺さってしまって…」  しかし、その瞬間でした。今まで横で静かに遊んでいた9歳の長女が、突然口を開いたのです。 「ママ、ラクじゃないよ」 「その場は静まり返りました。長女は小さな声で『ママこの前もずっと泣いてたじゃん』と言いました。私は娘たちの前でなるべく明るくしていたつもりだったので、気づかれていたことにとても驚きました。  義母は気まずそうに笑って、『まぁ、色々あるわよね』と濁しましたが、すかさず長女が『ママは大変って言わないけど、いつも私の話を聞いてくれるし、一緒に悩んだり考えたりしてくれるから、ラクじゃないんだよ?』と義母に返してくれたんです」  その時、亜希子さんは初めて心が救われたと同時に、「母としてもっとしっかりしないと」と強く思わされたと振り返ります。
次のページ 
母が本当に傷ついた“別の理由”
1
2
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ