同じアイドルを好きな人は仲間?恋敵?
<ジャニヲタ歴20年・みきーるのJ-ウォッチ>
待ちに待ったジャニーズのコンサート。席について、大好きな彼のうちわをとり出す。
「私の◯◯くん!」……と思ったら、隣の人も同じうちわを持っていた!!
こんなとき、あなたはどう思う!? 今回は、ライバルであり仲間でもある“同担さん”(同じタレントを応援している人)について考えてみましょう。
「同担さん、大好きです! だって、同担じゃなければ“彼のここがステキ!”とかいって沸けないじゃないですか? コンサートのとき、隣が同担だと心強いし、気の合う人ならいい友達にもなれます。今、同担さん6人で佐藤勝利くんを愛でる会を作って楽しんでいます。みんなでロケ地めぐりをしたり、自作グッズを交換したり……仲よくやっていますよ」(ホノカさん・32歳)
「某ジャニにリア恋してるので、同担はマジで無理です。この世で彼を知ってるのが私だけだったらいいのに、とさえ思ってしまう……。他の人が“彼のこと好きー!”とか言ってるのを聞いたら、イライラしちゃいます。もちろん、そんな権利ないことはわかってるし、自分何様なんだろうって自己嫌悪にもなりますよ。でもどうしようもなくて……。彼に会いたいのに、またファンが増えるなら現場がなくてもいいとか思っちゃうし、隣が同担とか、ほんと萎えます」(ミクさん・22歳)
「同担だから無条件で好きとか嫌いということは、私はないかな。その人によります。楽しそうにマナーを守って見ている人なら、“さすが◯◯くんファン!”と思うし、同じうちわを持っているからってにらんできたり、こそこそ何か言う人は“◯◯くんのファンなのに恥ずかしい”と思います。だから、誰かをコンサートに誘うときも、“私は◯◯くんファンです。どなたのファンでも構いませんが、マナーを守って楽しく観てくれる人”という条件でお相手を探しますね」(リリコさん・30歳)
私も大好きなジャニーズを見て、「彼が私だけのものじゃないとか……意味がわからない!」などと、お前こそ意味がわかんないよ、みたいなことを考えたことがありました。
でも、彼らのまぶしさ素晴らしさに触れるほど「私の胸の小箱になんか、収まるはずもない」と、潔く嬉しく絶望するのでした。だって、みんなの愛を受け止められる、懐深い人たちだから……。
とはいえ、同担という“恋敵”に複雑な思いを抱くのも無理からぬこと。それでもヘンにかみつかず、「私は私」で明るく応援したいものですね!
<文/みきーる イラスト/二平瑞樹>
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みきーる
ジャニヲタ・エバンジェリスト。メンタルケアカウンセラーⓇ。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック“女子マインド学”を提唱。著書に『ジャニ活を100倍楽しむ本!』(青春出版社)『「戦力外女子」の生きる道』他。Twitterアカウント:@mikiru、公式ブログ:『ジャニヲタ刑事!』