イケメンバリスタに聞く、“コーヒーを淹れるプロ”の流儀とは?
~沖直実のイケメンは心の美容液! 第24回~
こんにちは、ご無沙汰しております。イケメン評論家の沖直実です。皆さん、バリスタってご存知ですよね? そう、カフェのカウンターでコーヒーを淹れてくれる店員さんのことです。
今回、日本のトップバリスタで、イケメンとしても有名な石谷貴之さんを直撃。石谷さんはJapan Barista Championshipで何度も準優勝を果たしているフリーランスのバリスタです。
カフェとイケメン巡りが趣味で大のコーヒー好きでもある沖直実が、彼の魅力に迫ります!
沖:バリスタとは、具体的にはどんなお仕事なんでしょうか?
石谷:コーヒーを抽出するのはもちろん、バーカウンターのお客様に対し全般的なサービスをするのがバリスタの基本的な仕事です。コーヒー以外にもお酒やソフトドリンクも作ります。最近はコーヒー屋さんが増えてきているので、コーヒーだけやる人も増えてきていますね。
沖:そうなんですね。バリスタになるには、やはり資格が必要だったりしますよね?
石谷:コーヒーに関する知識を持っていないとダメなのですが、日本にはバリスタの資格制度がなく、名乗れば誰でもなることができます。チェーン店で自称すればそうなる。
だから線引き難しい職業です。現場で淹れることが一番。コーヒーを触っていれば誰でもバリスタと名乗っていいんです。
⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=547063
沖:石谷さんはその中でも「フリーランスバリスタ」ということですが、それはどのような存在なんですか?
石谷:特定のお店や企業に属さず、コーヒーの味をプロデュースしたり、バリスタのトレーニングやセミナーなどを行います。あとはイベントでコーヒーを淹れたりもします。現在はプロデュースした、代官山のSATURDAYS SURFというお店に立つこともあります。
沖:トップバリスタの技術と知識は、普通のバリスタとどう違うのでしょうか?
石谷:技術とは、ハンドドリップの際のお湯の注ぎ方や、コーヒーのレシピ作りに表れます。コーヒーは豆によってそれぞれ特徴があるので、粉量や粒度、お湯の温度などさまざまな組み立てができないと自分の味が作れない。
沖:トップバリスタたちが普段、心がけている点はなんでしょうか?
石谷:スムーズな動き、美しい所作をするよう努めています。特に、指先に神経を使って作業をしています。指が長く見えるように写り方の研究をしたり、動きに強弱をつけたり、バーテンダーさんの動きを参考にしたり。
道具の使い方も重要。道具の角度とかも、お客さんからどう見られるか。佇まいも綺麗に見えるように。動くときは機敏に動いたり、スマートに動くのは徹底してやっていますね。
また、世界チャンピオンのレベルになると、コーヒーに対してものすごくこだわりがあって、知識量がすごい。農園に行って豆を買い付けたりもします。最近はコーヒーも、ワインと同じくいろんなものを飲めるようになってきたので、自分の足で新しい味を探しに行くんですよ。
あと、世界のトップバリスタの方々は人間性も素晴らしい人が多いと思います。突き詰めていくと、技術や知識に大きな差はなくなってくるから、あとはその人の考え方や人となりになってくる。
日本人バリスタも、確かな技術は持っていますが、僕自身も含め、それをアピールする力がまだまだ弱いと思います。僕も世界のトップに名を連ねられるよう頑張りたいですね。

日本では誰でもバリスタを名乗れる
世界のトップバリスタはここが凄い
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