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コロナ禍でもネット婚活した女性と、何もしない女性。2人にどんな差が…?

 こんにちは。恋愛コンサルタントの菊乃です。  新型コロナウイルスで生活様式が大きく変わりました。婚活市場も同じで、対面での出会いが難しい中、どうやって婚活を進めるかが大きなテーマになっています。今回は、コロナ禍でも婚活を続けた女性と婚活自粛をした女性のお話です。
女性

※写真はイメージです(以下、同)

「気軽にやる」が苦手な婚活女性たち

 一人は東京のベッドタウンで生まれた金融機関勤務のマリさん(仮名)。もう一人は地方在住のサービス業のアイさん(仮名)。ともに、実家暮らしの29歳です。  お二人とも「気軽にやる」「試しにやる」ことが苦手でした。失敗するかもと考え、完璧な方法を探して時間が過ぎてしまうのです。そこで、まずは小規模な自己改革から始めました。  マリさんは、学生時代からほとんど変わらないぱっつん前髪を変え、メイクを習いました。それだけであか抜けて、ぐっと色っぽい大人の女性になりました。  アイさんは本の整理と処分です。自己啓発本がたくさんあり、不安になると読んでは安心していたそうです。そんな精神安定剤と化した本をすべて処分しました。その後、地方在住のアイさんは東海地方に転勤になり、人生初の一人暮らしを始めました。

友達からの紹介とマッチングアプリで婚活はどちらが効率的?

 メイクを変えてキレイになったマリさんは、同僚から友人を紹介してもらいました。同じく金融機関勤務の雄介さん(仮名)です。  2019年秋、同僚とその彼氏、そして雄介さんの4人で食事をしたそうです。その後、雄介さんはマリさんを誘って2人で12月にデートをしました。別れ際に「また会おうね」と言われ、手ごたえを感じたそうです。 食事 また誘われるだろうと思い、待つこと1か月。連絡はありませんでした。マリさんは「年末だし、きっと仕事で忙しいんだ」と思っていたそうです。しかし年が明けました。  私が相談されたのはお正月休みの後半です。「あけましておめでとうってLINEを送ってごらん」と伝えたら、マリさんは「そうですね。でももう明日から仕事はじめで、今さらって思われないでしょうか…」と悩み、結局何も送らなかったのです。  見切りをつけて他の出会いを探す、自分で試しに連絡してみる、紹介してくれた同僚に相談する……いろんな選択肢がありました。しかし「アプリで雄介さん以外の男性と会うのって悪いし。連絡して誘っても、返信が来なかったらいやだし。同僚になんて相談したらいいか分からないし、私が相手に気があるみたいだし」と何かと理由をつけて行動しませんでした。  それでも何とか、紹介してくれた同僚を巻き込んで「彼氏と雄介さんの4人でカラオケに行かない?」と誘いました。2月にダブルデートの約束は成立しましたが、コロナで延期になりました。  一方、アイさんは縁もゆかりもない土地で奮闘していました。彼氏が欲しいと思いながら仕事で忙殺されて1日があっという間に終わり、自分の仕事の遅さが嫌になり一人で泣いていたこともあったそうです。ただ、コロナの影響で4月から営業時間が短縮し、少し時間が生まれました。時間があっても外出できず、知り合いもいないため、アイさんはマッチングアプリを始めたのです。
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婚活を進めた女性と、何もしなかった女性
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