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日焼け止めのおすすめは?シートマスクは無意味!? 美容外科医・上原先生がズバリ

上原先生オススメの日焼け止めは?

「日焼け止めには、紫外線吸収剤が入ったケミカル系と、紫外線吸収剤は入っておらず、紫外線散乱剤で日焼けを防御しているノンケミカル系の2種類があります。ケミカル系は白浮きせず肌なじみがといと言われますが、化学反応によって日焼けを防ぐので、敏感肌の人は注意が必要です。  一方ノンケミカル系は敏感肌の人への負担は少ないものの、白浮きしたり乾燥したりしやすいことがネックです。最も、最近はノンケミカルでも保湿成分が入っていて乾燥しづらいものも出ていますので、それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで選びましょう。  皮膚の表面で吸収され、メラニン色素の沈着の原因となる紫外線・UVBをブロックする度合いを示すSPFは50程度、UVBのおよそ20倍のパワーがあり、真皮のコラーゲンなどを破壊する紫外線・UVAを防ぐ度合いを示すPAは++++程度を基準にしてください。価格が高いものをちまちま塗るよりは、プチプラでいいからしっかり必要な量(約0.8g=500円玉大)を塗ることが大事ですね」
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『すっぴんクオリティを上げる さわらない美容』(KADOKAWA刊)より

 ということで、ケミカル系、ノンケミカル系それぞれのジャンルで上原先生が最もオススメするプチプラ日焼け止めを教えてもらいました(価格はすべて実勢価格)。 【ケミカル系】 花王 ニベアサン ゼロフィーリング UVローション(SPF50+/PA++++ 100ml 900円~)
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花王 ニベアサン ゼロフィーリング UVローション(SPF50+/PA++++ 100ml 900円~)(画像:Amazonより)

 「無香料無着色で、浸透型のヒアルロン酸を配合。テクスチャーはとても軽く、伸びもよい。白浮きもありません。石鹸で簡単に落とせるのも高ポイント。  最近の日焼け止めはプチプラでも高機能なものが多いですが、なかでもこちらは『ゼロフィーリング』の名前の通り、スーッと肌になじんで、まるでつけていないみたいな感じがとにかくすばらしいんです。100mlで1000円以下というのもうれしいですね」 【ノンケミカル系】 伊勢半 キスミー アンドフリー (SPF50+/PA++++ 30g 1400円~)
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伊勢半 キスミー アンドフリー(SPF50+/PA++++ 30g 1400円~)(画像:Amazonより)

「ケミカル系に比べて防御力が低くなりがちなノンケミカル系ですが、こちらはSPF50+/PA++++を実現。紫外線吸収剤フリーだけでなく、着色料フリー、アルコールフリー、バラベンフリー、香料不使用、鉱物油フリーという6つのフリーを実現していて肌への刺激が少ない点が高ポイント。  テクスチャーは少し重めで、やや白浮きはしますが、伸びは非常に良いです。植物性スクワランや植物性セラミドなどの保湿成分が配合されていて、ノンケミカルのなかでは乾燥しづらい点も素晴らしいですね」  日差しがどんどん強くなるこれからの季節、室内で過ごしているときも日中の日焼け止めだけは忘れないようにしましょう! <談/上原恵理 取材・文/女子SPA!編集部>
上原恵理
形成専門医・美容外科医・美容皮膚科医として美容クリニック及び大学病院に勤務。著書『すっぴんクオリティを上げるさわらない美容』(KADOKAWA)Twitterアカウント:@dr_uehara インスタグラム:@eri.uehara You Tube「えりりんちゃんねる
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