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別れた夫が養育費を払わない…そんな時に頼れる「養育費保証」会社って何?

サービス利用にかかる費用はどのぐらい?

 利用者は、同社に初回保証料(入会時)と、更新料を支払います。 「初回保証料は、月額養育費の100%で、3万円でした。更新料は契約2年目から年1回で、月額養育費の30%。他社のサービスは契約者が毎月10%を払う必要があったり、元夫の身辺調査で申請から受理されるまで4~5か月かかることがあることがわかりました。でもイントラストは保証料・更新料だけで、審査から保証開始まで、最短10日ぐらいでした」(原さん) シングルマザー 原さんは2020年5月にイントラストの養育費保証を契約。4月末と5月末と連続2か月分、夫から振り込みがなかったため、同社が夫に催促したところ、6月10日に夫からまとめて振り込みがあったそうです。 「もし養育費保証に入っていなければ、家庭裁判所に差し押さえの申し立てをしていたでしょう。でも裁判所に出向くと交通費も労力もかかります。しかも裁判所には強制力がないので、確実に支払われるとは限らない。不安を払しょくできたのも、養育費保証サービスのおかげです」  裁判所は「差し押さえ命令」までは出してくれますが、実際の取り立ては自分で(または弁護士に頼んで)やらないといけないのです。

養育費保証会社に催促されて、夫があっさり払った

 また関西の地方都市に住む村川敦子さん(仮名・43歳)は、31歳の時に同い年の会社経営者との間に長男が生まれ、結婚。息子が3歳の時に、実家の親が体調を壊したため、村川さんが実家に戻って看病していました。  ところが半月後にマンションに戻ると、知らない女がベッドにいたといいます。 「その女が夫と『婚約している』と騒いだので、夫の不誠実さがよくわかって、離婚届けを夫にたたきつけました。家庭裁所で闘って、2018年に離婚。養育費は月額9万円と取り決めました」(村川さん) 通帳 女性 貯金 その後、しばしば養育費の滞納があったそうです。そのたびに弁護士に連絡して催促してもらいましたが、2020年1月に夫と連絡がとれなくなり、1月、2月の養育費が未払いに。そこで養育費を保証してくれる会社をネットで調べてイントラストと契約したそうです。 「私の場合は、すでに未払いが生じているので、契約時に月額養育費150%を払うプランで、13.5万円を払いました。でも効果は抜群で、夫に取り立ててくれたおかげで2か月分の未払い18万円がすぐに振り込まれて、ほっとしています」。
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立て替えてくれる上限が決まっている
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