
自身の望む整形手術が自分の顔に合っていないと知り、落ち込んだ早紀さん。しかし、そのことを彼に思わず漏らしたところ意外な言葉が返ってきたというのです。
「彼からは『そのままでキレイなのになんで整形するの?』と言われたんです。私が思わず彼にかわいいタイプの女性が好きなんじゃ?、と聞いてみるとなんと彼は『かわいい系よりキレイ系のほうがタイプ』と言ってきたんです! ビックリして彼の好きな芸能人を聞いてみると、私がかわいいと思うタイプと真逆のいわゆる男顔の女優さんの名前ばかりだったんです。さらに聞くと、彼は自分のタレ目が嫌で私のようなキツ目の顔に憧れるのだそう。私からしたら『何、ゼイタク言ってるんだ!』と思いましたね(笑)」
自分の顔を彼に羨ましがられて、コンプレックスを少しだけ解消できたという早紀さん。しかし、1つだけ複雑な思いがあるといいます……。
「少し前に彼の実家に遊びに行ったんですが、彼、高校のときにバンドをやっていて、V系アーティストにハマっていたそうなんです。部屋には彼が1番好きなV系バンドのギタリストのポスターが貼ってあったのですが、そのギタリストは私が芸能人でよく似てると言われる人だったんです……。ちなみに私は、そのバンドならカワイイ顔をした別のメンバーのほうがタイプ。彼がそのギタリストのポスターを見て『カッコ良くない⁉』と言われて、少し複雑な気分でしたね……」
それでも、好きな彼に好みだと言われたら自信が持てるもの。人間はないものねだりをするものなのかもしれません。自分にとってはコンプレックスでも他人からすれば魅力的に見えることもあると思いますよ!
―私のコンプレックス―
<取材・文/結城>
結城
男女観察ライター。鋭い視点で世の男女を観察し、 夫婦問題からイタい火遊びまで、幅広いエピソードを華麗に紡いでいく。Twitter:
@yuki55writer