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猫の保護団体を名乗る詐欺? びしょ濡れの子猫を“譲渡”された女性が告発

びしょぬれの子猫を譲渡される

 すると、その日の20時頃、相手から「抽選に当たったので、あなたに譲渡したいと思います。明日、15000円持って○○に来てください。」と連絡がありました。  翌日、指定された場所に行くと、30~40代の男性と赤ちゃんを連れた女性がいたそう。譲り受けた子猫はなぜか濡れており、元気もない様子でした。
猫の譲渡詐欺3

(※譲渡直後の様子)

 理由を尋ねると、「シャワーを浴びたばかりで、乾かすのが間に合わなかった。知らない人の前だからびっくりしてるけど、家でトイレやご飯、水を用意して2~3日したらすぐに甘えてきて元気になります」と言われたそう。  家には先住猫がいるため、順子さんは相手に子猫のエイズ検査や白血病検査はしたのかと質問。「母猫の検査と一緒になってるから紙はお渡しできませんが、検査は全部陰性でしたよ」と言われたため、順子さんは後ほど検査用紙をメールで送ってもらいたいと伝え、譲渡費用を払いました。 「領収書はメールで貰いましたが、そこにも相手の氏名や住所などは記されていませんでした」
猫の譲渡詐欺4

(※メールで送られてきた領収書。右下には保護団体名が記された印鑑が押されていた)

1日も経たずに子猫は死亡し、エイズ検査も嘘

 帰宅した順子さんは相手の言葉を信じ、トイレや水、ご飯を用意して子猫を見守っていました。 「でも、明らかに変だなぁと思って。水の前に立たせて水を飲ませようとしたら、全く立てなかったので、急いで病院に連れて行きました」  検査の結果、獣医師から告げられたのは「低血糖で低体温。重症で入院が必要」だということ。入院のため、エイズ検査をすると結果は陽性でした
猫の譲渡詐欺5

陽性を示す猫エイズ検査キット

 そして、残念ながら子猫は譲渡後、1日も経たないうちに亡くなってしまいました。 「獣医さんが電話で相手と話すと言ってくださったのですが、その日は連絡がつきませんでした」  ようやく連絡が取れたのは、翌朝のことでした。
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電話で話したいと伝えると拒否
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