「私は半券やレシートなどをある程度ためておいて、まとまったら整理していたんですが……。
ある日“外出から帰ったらまとめよう”と思って食卓に置いておいたら、おばあちゃんに半券を捨てられてしまい……。はじめておばあちゃんとケンカしました」(リサさん・32歳)
家族に「これはいらないものだろう」と認定されて捨てられてしまうこと、ままありますよね。「映画の半券は捨ててたくせに」なんて言われたら、「それはそれ! これはこれ!!」って言い返したりして。間違って捨てられたくないものは、放置しないのが鉄則ですね。
「昔は“半券の返却”を条件に、ファンの方がチケットを譲ってくださることがありました。
あらかじめ返却用の封筒を渡されて、鑑賞後に返送するのですが、一度手にしたチケットを返すのは名残惜しくて。そうしたら、返却後に譲ってくださった方が半券のカラーコピーを送ってくださり、感激しました。このときいただいたコピーは、大切な記念としてアルバムに貼ってあります」(マサコさん・49歳)
「半券を返却」って、ひとつの流儀としてありました。自分が観賞した証を持っていたいことはわかるから、代わりにカラーコピーを差し上げる……というのは、やさしい心遣いですよね。
人によって、紙チケットの思い出もさまざま。
嵐が届けてくれる“紙チケット”は、どんな装いしているのでしょうか。
届いたらぜひ手元に置いて、配信ライブを楽しみたいですね。
<文/みきーる イラスト/二平瑞樹>
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