Lifestyle

父が違う子供2人を育てる“選択的シングルマザー”、笑顔で「5人産みたい」

選択的シングルマザーになって感じたこと

 第一子・第二子と、自分の理想に近い形で出産と育児を行う大塚さん。前回インタビューの際にも感じましたが、選択的シングルマザーってバイタリティが凄い! 大塚さん とにかく明るく、楽しそうに(もちろん大変なこともあると思いますが)子育てについて語る大塚さんですが、選択的シングルマザーとしてのデメリットについて聞きました。 「やっぱり愛と物理的な人手についてはデメリットを感じます。パートナーがいないため、パートナーシップでの愛というものを子どもたちは知りません。  また子育ては人手があった方がいいし、育児や仕事で抱えた負担を共有できる方がいたらいいなって思う時はあります。でも、それが『=結婚したい』とはなりませんが」

「私は幸せ」と言えるメンタルが大切

 選択的シングルマザーには育児を希望通りに出来るメリットがありますが、経済的なパワーも必要です。しかし、それと同じくらい大切なものがあるといいます。 「選択的シングルマザーという生き方について、周りの目を気にされる方もいると思います。こういった問題には結果で見せていくしかないと覚悟を持っています。正直、直接的には言わないまでも、そういう空気を感じる時はあります。でも『それでも私は幸せだ』って言えるメンタルを私が持ち続けることで、子どもにも自然とそれは伝わります。  選択的シングルマザーは経済的な自立が何より大事と言われていますが、それと同じくらい、外圧を突っぱね、『どれだけ幸せに生きるか』という覚悟も大事。私は今もこれからも、大切にしていきたいです」
大塚さん

自分がどれだけ幸せかを発信することが大切だと話します。

 日本においては、まだまだウェルカムではない選択的シングルマザーという生き方。大塚さんの話からは強さをより感じ、今後彼女がどういう選択をしていくのか、同じ女性としても、興味と応援したい気持ちが(なんて言うと偉そうですが)湧くのでした。 【話を聞いた人】 Pegaris合同会社 代表 大塚 紗弓さん 1986年生まれ。子ども専門の言語聴覚士として子育て支援事業の会社を設立。今年は妊娠前から子育てママまで集える女性のためのケアハウスを札幌で設立予定。特技は少ない荷物で子連れ出張に行くこと。 <取材・文・イラスト/おおしまりえ>
おおしまりえ
水商売やプロ雀士、素人モデルなどで、のべ1万人以上の男性を接客。現在は雑食系恋愛ジャーナリストとして年間100本以上恋愛コラムを執筆中。Twitter:@utena0518
1
2
3
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ