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無責任なエサやりをされていた三毛猫みーちゃんが、会社のアイドルになるまで

残された猫たちを見守り続ける日々

 みーちゃんやしなきちちゃんを見守る中で一番気を付けたのが、365日なにがあっても1日2食は絶対に欠かさないこと。 image5 自分の目が届かない時に他猫に襲われないよう、夜は倉庫の中で過ごさせました。 「しなきちは扁平上皮癌で亡くなりましたが、ずっとみーちゃんと仲良く過ごしていました。その後、現れたしーちゃんは人が大好きですが、避妊手術後にしなきちと仲が悪くなり孤立してしまったので、自宅に連れて帰りました」
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自宅でくつろぐしーちゃん

 シマさんはお世話をするだけでなく、会社に子猫が現れると里親探しも実施。これまでに、8匹の猫を新しい飼い主に託してきました。

従業員みんなに愛され“太陽のような存在”に

 そんな猫愛を感じとったからか、警戒心が強かったみーちゃんもシマさんに対しては徐々に心を開きはじめます。出社すると、会社の屋根から降りて来てご飯をねだったり、車のエンジン音を聞き分け、駐車場まで迎えに来てくれたりするようになりました。 image7 人が怖くないことをゆっくり知っていったみーちゃんはやがて、職場のみんなから愛される太陽のような存在に。20代の若い従業員から60代のベテラン従業員まで、みんなみーちゃんに夢中。  晩年はお気に入りの従業員の膝に乗ったり、身体を撫でられたり、ブラッシングされたりと存分に甘えることも。会社に馴染むその姿は、まるでひとりの従業員のようにも見えました。
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ごはんをあげるため、1日も休まずに会社へ通った
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