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コロナでゴキブリ大増殖。タワマン上層階にも出現している理由

コロナ禍によって生まれた「新しい生活様式」はゴキブリの生態系を変えたのかもしれない――。冬なのに各地で目撃情報が相次ぐ原因は、いったいどこにあるのか。真相を追った!

各所から聞こえる悲鳴!築浅タワマンにも出現

G大増殖

写真はイメージです(以下同)

 出口が見えない状況が続くコロナ禍にあって、世界は変異株の感染拡大というさらに深刻な事態にも直面している。しかし、我々に忍び寄るのはウイルスの恐怖だけではない。ガサガサと蠢く、ヤツらとの遭遇事例が増えているのだ。 「真冬なのにGがいた!」  SNSで、そんな悲鳴めいた書き込みが散見されるようになったのは、昨年末からのこと。ツイッター上での、季節外れのゴキブリ出現の報告は昨冬と比べて目に見えて多くなっている。  都内湾岸エリアにそびえ立つタワーマンションの高層階に住む40代女性の体験談。  「12月のある晩、新築で購入したこの部屋で5年目にして初めてゴキブリが出たんです。タワマンの上層はゴキブリが出ないとタカをくくっていて、殺虫剤の類も置いていなかったので、夫婦で30分近く大騒ぎした末に子供の画用紙を筒状にして叩き殺しましたが、今でも思い出すとゾッとします」

冬なのに2週間しないうちに4匹…

 千葉県内の戸建てに住む50代の男性も話す。 「1月にゴキブリを目撃したので、直後にゴキブリホイホイを台所に仕かけたんです。すると、2週間しないうちに4匹が引っかかった。今の家は20年近く住んでいますが、冬にこんなことは初めてです」  さらに、都内のヴィンテージマンションの管理人の証言。 「ウチは築40年以上と古いのでだいたい例年はGW明けからゴミ集積所にゴキブリが出現し始めるんです。でもコロナで生ゴミが増えたせいもあり、秋以降から現在までずっと出っぱなしです。エレベーターホールの脇に集積所があるんですが、つい先日も扉の下から抜け出したゴキブリがエレベーター内に入って住人がパニックになっていました」
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G用商材の売上高は、前年比111%増
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