それまで十分な睡眠を取っていても、午前中や食後に眠気に襲われていたという息子だが、食事に金森式を取り入れ始めると食後に眠くなることがなくなり、授業や勉強への集中力が格段にアップした。
「これまでは勉強に疲れると、脳のために甘いものを補給したほうがいいと、チョコレートなどのお菓子をすすめていたのですが、断糖高脂質食に切り換えてから『授業中の態度が変わった』と教師が驚いていました。
また、受験勉強の息抜きがてら金森さんがおすすめしていた映画『あまくない砂糖の話』を一緒に観たのですが、なんと共通テストの英語の問題に映画の内容が出題され、過去最高点を取ることができたんです!」
かくして、息子さんは念願だった九州大学医学部に見事、合格した。

合格祝いに家族で焼き肉に行き、和牛に舌鼓を打ったというMIKIさん。「もちろんタレとご飯は一切排除し、塩で頂きました」
もちろんそれまでの本人の努力の結果ではあるが、金森式はダイエットだけでなく、集中力向上にも効果があると実証されたのだ。
【金森重樹氏】
作家。独自のダイエット理論を唱えた『ガチ速』シリーズは
続編となるレシピ本も発売中。Twitterは
@ShigekiKanamori
<取材・文/仲田舞衣 撮影/湯浅立志 図版/ミューズグラフィック>