「私の年収に男性が引いちゃう」エリート女性の勘違い。敗因は収入じゃない
エリート女性に、今まで誰も指摘しなかったこと
「私のどこを改善すると結婚できると思いますか?」まで突っ込んで質問しないと、外見面については誰もアドバイスしないはずです。
優子さんはよく言えば自己肯定感が高いのだけれど、自分が他人からどう見えているかを全く気にしたことがないようでした。
「就活なら何かの優れた能力があればそれで採用されるんだけど、結婚相手って優れた長所があることより『嫌だな』って思う要素が少ない方がいいんですよ。居心地がいい相手で嫌じゃなかったらずっと関係は続きませんか? 優子さんも相手から『嫌だな』って思われる要素を潰していきましょう」
「分かりました」
幸い、外見がよくないから選ばれないということを伝えてもそんなに落ち込まないタフさがよかったです。
外見が変わって初めて同僚に「前はひどかった」と言われる
同時に同僚からの扱いも変わりました。
「そういう服の方がいいよ」「前はひどかった」「明るい色を着た方がいいよ」と、アラフォーにして初めて外見について言及されるようになったそうです。
「前の私は外見がひどいのに、年収が高いから男が引いてるんだって思い込んでました。たまたまいい会社に入れただけなのに、自分のレベルと勘違いしてイタイですよね。今まで会ってみたいと思ってくれた男性のことも、偉そうに断ってほんと失礼な女だったと思います」
それから優子さんは結婚しました。
「職場は既婚者ばかりで出会いがない。独身はいても変な人ばかり」と言っていたのに、なんと職場結婚したそうですよ。
※個人が特定されないよう一部脚色してあります。
<取材・文/菊乃>菊乃
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt


