北川「
お金を取られるだけでも相当辛いですが、依頼者さんを見ていると心まで奪われた苦しみをひきずっています。そうならないためにも、警戒心をもつことは悪くないと思います。あとは、怪しいと思ったらまずは友人など第三者に相談してください。
付き合っている人とトラブルになっていると思われたくない、と親や友人に隠す人が多いですが、客観的な意見は大事です。一人で抱え込んでしまうほど、深みにはまっていくので気をつけてほしいと思います」
結婚詐欺師は、相手を騙すために半年以上の交際期間を設けると聞き、その用意周到さに衝撃を受けました。お金だけではなく、心を奪われる苦しみにあわないためにも、出会った相手に慎重になるのは、大事なのだと思いました。
【取材協力】
北川舞子(きたがわ・まいこ)
VIVID女性探偵社(キタガワ万博株式会社)・代表取締役。大手調査会社2社を経て、独立10年目。現在は二児の母としても奮闘中。別名、ママ探偵として、依頼者が抱える不倫問題や夫婦の想いに寄り添いながら、解決に導く。インスタグラム「#ママ探偵」にて不倫問題のアドバイスもしている。インスタグラム:
@mama_vivid
<取材・文/瀧戸詠未>