「以前、前の席の人たちに“静かにしていただけますか?”と声をかけたら、“
は? ブスにうるさいとか言われたんだけど”と言われ、すごく悲しくなりました。おしゃべりをやめないどころか、公演中何度も振り返って“ブス!”と言われたり、クスクス笑われたり……。これがトラウマになって、今はまわりがうるさくても声はかけません」(キョウカさん)
「私の推しのコーナーでずっとしゃべっている人たちがいたので、“聞こえないんですが……”と言ったら、“
聞こえないってさ(笑)” “
盛り上げてあげてんのにね“などとバカにしたように言われました。常識があればしないようなことをする人に何を言ってもムダだと思って、今は無視しています」(ノリカさん)
イヤな思いをした上に、さらに不快な思いを重ねられてはたまりませんよね。言い合いになったら公演を楽しめなくなるし、不本意ながらこらえる……という人も。でも、マナーを守っている人が我慢をしいられていいわけありませんよね。
「何かあればお近くのスタッフに……とはどの会場でもアナウンスがありますが、実際、近くにスタッフさんがいてくれるケースは少ないです。困っているときどうやって伝えたらいいか教えてほしいです」(ミサさん)
「
公演前より、むしろ公演中の客席に気を配ってほしいです。ずーっとしゃべっている人たちって、異様だからすぐにわかるはず。客どうしではトラブルになりそうなことこそ、積極的に注意してもらえたら助かります」(マオリさん)
マンションの騒音などもそうですが、管理人さんやスタッフから注意してもらったほうが、なめらかにまとまりそうな気がします。困ったとき助けを求めやすい配置など、改めて考えてもらえるといいですね。
もしかしたら、おしゃべりをする人たちは、自分たちの行為が迷惑だと気づいていないか、そんなつもりはないのかもしれません。“楽しく過ごしているだけ”と思っているのかも。でも、劇場やコンサート会場は、ご家庭のリビングではありません。
ぜひおしゃべりはやめて、公演に集中していただきたいものです。きっと、もっともっと深く自担の魅力を味わえそうですよね。
<文/みきーる イラスト/二平瑞樹>