――5年後10年後には、特別なことじゃない時代になっているかもと思える転換期だからこそ、余計に考えるのでしょうか。
たつや「うーん、でも自分が若くて生きているうちには、そうした世界は来ないだろうなって思う。でもだからこそ、今自分たちの世代で、先を変えていかないと!とも思うんですよね。5年前10年前にはLGBTQ+っていう言葉もほとんど聞かなかったし、FTM、MTFって言葉だって、昔はおなべとかニューハーフとか言われてたわけだから。
5年10年でこれだけ変わったのであれば、この先の5年10年でもっともっと変えることができるのかも、変えていきたいなとは思ったりもしますね」
ゆうき「全部自由でいいと思うのよね。カミングアウトしたい人はすればいいし、養子も日本でも持とうと思えばできるし、そうしたい人はやったらいいし、違うと思うなら違うでいい。とにかく自由にできる世の中であることが大事よね」
――この映画からも伝わる「人生、楽しんだもん勝ち」というメッセージについて、おふたりはどう考えますか? そう悟った瞬間はありますか?

『シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち』より
ゆうき「自分を解放できたのは、家族が僕がゲイだと知った時ですかね。僕が16か17のとき。ゲイ云々の話でなくても、結局、ウソをついて過ごしているわけですよね。女性と付き合ってるよと言っていたときもありますし。ウソをついている間って、開けてないですよね。
今は男の人の話とか恋愛話もお母さんとするし、解放されて楽しめるようになった」
たつや「私は結構昔から自由にさせてもらってきたんだけど、ポジティブに行こうという意思はちゃんとあるかもね。落ち込むようなことがあっても、常に楽しい方向にいくように。それって考えてみたら、友達からもらっているのかも。楽しいときも辛いときも、人生楽しんだもん勝ちだよって言ってくれる仲間がいるから」
ゆうき「そうね。友達が落ち込んでいたら逆にパワーをあげたいし。あと生きていくうえで大事なのは、最終的には自分で決めることよね。いろいろ人に相談したり、話を聞いたりして参考にするのはいいけど、最後は自分で動いて、自分で決めないと。仕事でも恋愛でも。そうしてこそ、人生を楽しめるんじゃない?」