魚料理はフライパンひとつでOK!角上魚類のスタッフに聞いた調理法
関東圏・新潟などでチェーン展開している魚屋・角上魚類。大半の店舗が郊外やロードサイドに巨大な店舗を構え、さながら市場のような雰囲気で連日客でごった返し、中には入店待ちの車で近隣が渋滞をするほどの人気を博しています。
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「魚類」というだけあって店内には鮮魚、刺身、切り身、寿司、加工品など、あらゆる水産品が並び、いずれも安いため「一度、角上魚類で魚を買うと、スーパーでは買えなくなる」という声も多いようです。
しかし、魚というのは調理や取り扱いがなかなか厄介でもあります。「おろすのが大変」「足が早い」「焼くとキッチンが汚れる」など何かと臆するもので、お家で魚を食べることを敬遠する人がいるのも確かです。
そこで今回はこういった魚や調理に関する疑問・難問を角上魚類川口店・中村千明さんに投げかけ、どうすればラクに魚を楽しむことができるのかを聞きました。
――角上魚類ではさまざまな水産品が並んでいますが、どれを買えば良いのかがよくわかりません。どうしたらいいでしょうか。
中村千明さん(以下、中村):まず、「どんなお魚を食べたいか」「どんなお魚が好きなのか」を決めると良いでしょうね。「白身魚が好き」「赤身魚が好き」「青魚が好き」など。そして、「お刺身で食べたい」「焼いて食べたい」「煮て食べたい」「揚げて食べたい」など。これらを決めてから、魚種を選んでチョイスしていただければ良いと思います。
ただし、魚には時期ごとに旬があり、また角上魚類でも仕入れによって、その日ごとにお得な魚が異なります。本来のお客さんのお好みから多少ズレたとしても、仮にお店でお得なお魚に出会ったのなら、それらを選んでみるのも良いと思います。
――ただ、そもそも「白身魚」「赤身魚」「青魚」の種類さえわからない人もいると思います。どうしたらいいでしょうか。
中村:恥ずかしがらずに店頭のスタッフに聞いてください。角上魚類ではお客さんファーストを心がけていますので、お魚のことならどんなことでもお答えいたします。ちなみに、「白身魚」「赤身魚」「青魚」の違いをここでご説明しますね。
★白身魚……代表的なのはタイ、スズキ、タラなどです。その名の通り、白身が特徴であっさりした味のお魚で、鮮度が良いものはお刺身で食べるをお勧めします。また、クセがないため、「焼く」「煮る」「揚げる」どんな調理にも合います。
★赤身魚……代表的なのはマグロやカツオです。食べ応えがある魚種である一方、白身魚に比べ「足が早い」といった難点もあります。お刺身はもちろん、火入れ調理の場合でもなるべく早めに食べていただくのが良いです。
★青魚……代表的なのはアジ、イワシ、サンマなど。「足が早い」という難点がありますが、角上魚類ではお刺身で食べられるイワシなどを1匹数十円で販売することもあり、比較的安価で買うことができます。また、火入れ調理の際は、「焼く」のはもちろん、煮たり揚げたりして食べるのも美味しいものが多いです。今の時期のお勧めはやはりサンマですね。脂が乗って本当に美味しく食べられると思います。