自分の境界線を言語化したら、次は相手の境界線を知りましょう。デートを重ねながら、シリアスな関係になるまでに必ず聞き出すことが大切です。
==境界線の例==
<私>
・家事と育児は全て分担しないと嫌だ
・セックスは前戯が常にないとダメ
・浮気をしたら別れる etc.
<相手>
・掃除機をかけるのは嫌だ
・相手が受け身のセックスは嫌だ
・浮気をしたら別れる
<私と相手が重なる部分>
・掃除は私、洗濯はあなた、料理と育児は半々
・お互いが前戯をする
・浮気をしたら別れる
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双方の境界線が重なる部分が少ないなら「相性が悪い」ということ。どんなに相手の条件がよく見えても、相性が悪いと対等なパートナーシップを長期間継続することは難しいでしょう。
映画やドラマは「愛があればすべてを乗り越えられる」と愛を過剰に理想化しますが、現実は違います。結婚のかなりの割合が離婚に至るのが現実。離婚は悪いことでは全然ないですが、結婚後に「こんな人とは知らなかった」とならないためにも、境界線のコミュニケーションは婚活で必要ではないでしょうか?
<文/此花わか>
此花わか
映画ジャーナリスト、セクシュアリティ・ジャーナリスト、米ACS認定セックス・エデュケーター。手がけた取材にライアン・ゴズリング、ヒュー・ジャックマン、エディ・レッドメイン、ギレルモ・デル・トロ監督、アン・リー監督など多数。セックス・ポジティブな社会を目指してニュースレター「
此花わかのセックスと映画の話」を発信中。墨描きとしても活動中。twitter:
@sakuya_kono