ブカブカの服で婚期を逃していた35歳女性。「普通体型だからMサイズ」というカン違い
こんにちは。恋愛婚活コンサルタントの菊乃です。
婚活でどんな服を着るかを気にする女性は多いのですが、その服のサイズが大きすぎてブカブカということに無頓着な女性もまた多いものです。しかも、サイズが大きい分には着られてしまうので、本人はその服が自分の体に合っていないという自覚がありません。
結婚相談所の写真を見せてもらいましたが、フワッとしたブラウス、フワッとしたスカートでした。私はすかさず指摘します。
「もっさりした男性からしか申し込みが来ないのは、この写真ももっさりしているからです」
有子さんは手持ちの服もほとんどブカブカです。「普通体型だからMを買って着ているだけ」だというのです。
そういう服の選び方では、ほとんどサイズが合わないでしょう。
今回、渋谷にある結婚相談所「Dear Bride Tokyo」に協力してもらい、服がブカブカのもっさりコーディネイトを再現しました。好印象コーディネイトと比較すると、ブカブカなのがおわかりいただけるでしょうか。
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Dear Bride Tokyoはアパレル会社が運営する結婚相談所で、服装アドバイスの他、婚活服のレンタルもおこなっています。Dear Bride Tokyoの婚活カウンセラー・高橋陽介さんにお話を聞きました。高橋さんは、洋服の販売に携わっていたこともあるそうです。
「女性の洋服のMサイズって平均的なサイズというわけじゃないのです。女性の服は、2サイズだとSとMで展開します。接客していてもMサイズで入らないと女性は買いません。逆にMが少しサイズが大きくて、Sサイズを試着してSサイズが着られると、女性は嬉しくて購買に繋がりやすいのです。
Mサイズで身長160cm、ウエスト63cm向け。Sサイズで155~158cm、ウエスト60cm向けぐらいです」(高橋さん)
気持ちはすごくわかります。女性としては、サイズを上げたくないものですよね。厚生労働省が発表している「令和元年国民健康・栄養調査報告」によると、日本人女性の平均身長は30代・40代ともに158cm台。なので、30~40代の大人女性に向けたブランドのMサイズは平均的な身長の女性が着れば大きくなりがち。
ファッション業界の慣習として、売りやすいように「Mサイズ」は割と大きめになっているのですね。
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有子さん(仮名/35歳・公務員)もそんな女性でした。結婚相談所に入会しましたが、10歳ぐらい年上の男性や同年代でももっさりした男性からしか申し込みがなく、婚活がうまくいかないとご相談にいらっしゃいました。