「ほかにも、『洗濯ものを取り込んで片づけてほしい』と頼んだら
、取り込んで洗濯かごに丸めてぐちゃぐちゃに突っ込んで、部屋の隅に寄せて、終わり。それを畳んで分類してタンスにしまったり、クローゼットに並べるのは私の役目です。
『お風呂をわかしてほしい』と頼んだときは、
洗わないでそのままフタをして“自動給湯”のボタンをポチっと押して放置。無意識に『洗ってあるのが当たり前』と思っているのか、……いや、きっと何も考えていないんでしょうね」

家事全般を分担していたものの、「とにかく彼のフォローをするのが大変」と、青田さんはため息交じりに話してくれました。
「『もっとこうして欲しい』と伝えても、まったく分かってくれないんです。すぐに『
俺はやることはやってる!』『
こんなに率先して動いてる』とつっかかってきて、最後はいつも『
お前はこまかすぎるんだよ!』と逆ギレされる。
今ではもう注意するのも面倒で、文句を言う前に私が買い物した具材をしまったり、洗濯物をしまったりとフォローしちゃうから、彼はますます『俺はちゃんと家事をやっている』『完ぺきにできている』と勘違いしているのかもしれません」
注意するより、自分で動いてしまった方が圧倒的に早いですもんね……。でもそれでは彼は成長しない……。