困った時「国際ロマンス詐欺 弁護士」で検索してはいけない
問題のある広告が掲載される要因の3つ目は。
「3つ目ですが、
弁護士広告と弁護士報酬の自由化の影響もあるのかと思います。かつて弁護士広告は原則禁止で、弁護士報酬(着手金等)も業界統一料金表とでもいうべき基準がありましたが、弁護士広告は2000年10月に、弁護士報酬は2004年4月に自由化されました。
もちろん全ての弁護士広告がダメなわけではないのですが、弁護士も増え競争が激しくなっていく中で、弁護士広告に対しての認識の甘い弁護士も増えています」
誇大広告を出している弁護士事務所のことは、取り締まらないのでしょうか?
「弁護士の非弁提携は各地の弁護士会が取り締まりを行っていますが、件数も多く追いつかないのです。悪質なものは懲戒請求を行っており、業務停止などの処分が下ります。しかし
中には何回も業務停止になっている弁護士もいるのです」
『国際ロマンス詐欺 弁護士』で検索すると、日々、異なる法律事務所の広告が出てきます。気になってそこに出てくる弁護士の名前で再検索してみると、業務停止歴がある弁護士も出てきました。
引き続き東京弁護士会に取材し、後編では弁護士選びのポイントと、もし弁護士が怪しいと感じた場合の対策についてお伝えします。
【
東京弁護士会】
約8900人の会員数を誇る日本最大級の弁護士会。市民からの信頼回復のため、国際ロマンス詐欺被害者の弁護士二次被害の苦情対応や、二次被害拡大防止にも取り組んでいる。
参考:
国際ロマンス詐欺案件を取り扱う弁護士業務広告の注意点(東京弁護士会)
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<取材・文/菊乃>
菊乃
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:
@koakumamt