「弁護士はどこかの弁護士会に必ず所属しています。弁護士事務所のホームページには所属弁護士会を載せる義務がありますので、まずはそこの弁護士会に相談しましょう。
委任契約を交わすと、完了するまで解約できないと思われる方は多いようですが、弁護士への委任契約の解除ができる場合もあります。
たとえば、国際ロマンス詐欺の被害金は回収が難しいことが分かっていながら『回収できる』と言っているような弁護士事務所の着手金ならば、委任契約書に『着手金は返金できない』と書いてあっても消費者契約法の観点から、着手金の返金ができる場合があります。
東京弁護士会の場合は、
市民窓口が受付となります。電話相談は月曜から金曜の13時~15時で、予約制です。」(※編注:2022年11月現在、市民窓口の面接相談は休止している)
もちろんこのような悪徳弁護士は、ごく一部の話。ですが問題のある弁護士をどう見分けたら良いか、何か特徴などはあるのでしょうか。

「弁護士全体でみれば、こうした広告業者と結託して金儲けをする弁護士はごく少数派で他の弁護士はいたって真面目でまともです。
危ない弁護士の年齢や所在地はバラバラです。中には何回も懲戒処分を受けている弁護士もいるので、弁護士名で検索して処分歴がないか調べることもできます。
繰り返しになりますが、広告やサイトで『24時間、365日対応』と書いている法律事務所はほぼ怪しいと思ってよいのではないでしょうか。弁護士が1人しかいないのに、24時間365日対応するのは物理的に不可能です。LINEの返信や電話対応は弁護士資格がない人がやるでしょう。
広告業者に弁護士事務所が事実上乗っ取られて弁護士が名義貸ししていることすらあります」
相談時の話し方などで見分ける方法はありますか?
「実際に着手金倒れになった方から寄せられる苦情を聞くと、相談時に『あなたの回収金額は他の人より多いですよ』とか『着手金を直ぐ払えば対応できる』といって焦らせて契約を交わしているケースが多いです」
【関連記事】⇒
婚活で“雑に扱われる”30歳女性の悲劇「ホテルに行ったら音信不通」
【関連記事】⇒
マッチングアプリの女性「ダメ写真」図鑑。いいねが増えても“結婚が遠のく”一枚とは?