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副業のハンドメイド作家ってどれくらい稼げるの?リアルを聞くと意外な苦労が

モチベーションを保つために欠かせないのはあのツール

ハンドメイドそうなると、大切なのがモチベーションの維持。疲れていたり、やる気が起きなかったりしたときは、どうしているのでしょう? 「Twitterで屋号を検索して、私の作品が使用されている写真を見つけてやる気を出します。最近はスペース(リアルタイムで会話をできるTwitterの機能)で、作家仲間やフォロワーさんと話をしながら作業をしています。そうすると、いつの間にか出来上がっていたりするんです」 作家仲間とは情報交換をしたり、互いの作品を紹介しあったり、周囲にトラブルが起こったときは注意喚起を促したりと、作家活動をする上でとても大切な存在。楽しく活動を続けるために、頼れる仲間を見つけることも大切だと言います。 ちなみに作家仲間との出会いもほとんどはSNSなんだとか。作家活動にSNSは欠かせないツールなんですね。

トラブルを避けることも重要

ハンドメイドモチベーションの維持以外にも、楽しく作家活動をするために、さまざまなことに注意を払う必要があります。杏さんが特に意識しているのが著作権です。 経費の多くを占める布のほとんどは、あるインターネットサイトで購入しています。なぜならば、そのサイトで購入した生地は商用利用可能だからです。商用利用とは営利目的で利用すること。例えば商用利用不可のデザインの生地でバッグを作ったとします。それを個人で使用している分には問題ありませんが、フリマアプリなどで販売をすると著作権を侵害してしまうことに。 バッグでいえば布だけでなく、形が著作権を侵害することも。雑誌などに付いている型紙にも著作権があり、同様にそれを使用して販売をすると問題になってしまいます。 「ハンドメイド作品の販売は趣味の延長線上にあることが多いだけに、権利意識が低い方が多い印象です。トラブルを避けて楽しく活動を続けるためにも大切なことです」 訴訟に発展するケースもあることから、細心の注意を払っているといいます。ほかにも会社に副業申請を提出したり、確定申告をしたりと、トラブルを避けるためにきっちりとルールを守っていると言います。会社での仕事とは異なり、作家活動は自分の意志のみで行うもの。己を律する心もまた必要です。
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楽しんでやるのが大切
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