素人なのでそれぞれの項目についてのたいがーさんの説明を聞いてなんとなく納得。

写真はイメージです。(以下同じ)
「足が組めなくなる」のは組んだ脚の靴底がもう片方の脚に当たるから。「他人のリュックの紐」については、リュックの紐は無造作に地面に触れていることが多く、背負った時「デスを吸い上げる」のが問題だとか。靴紐も地面に触れるので、たいがーさんは靴紐はセメダインで固めていたそうです。
蟻が膝に乗ってきた時は、6本の脚が「デスデスデスデスデスデス」と当たってパニックに。「お座敷の居酒屋」は、たいがーさんの観察によると、トイレに行く時に多くの人が地べたに一回足をついてからお店のスリッパを履くことを発見し、座敷きがデスにまみれる恐怖を覚えたそうです。酔ってパランスを崩して足をついてしまうのでしょうか。その着眼点はなかったです。
たいがーさんが懸念している事象、実際に細菌の量とかを測ったら相当汚れていそうで、顕微鏡的な超能力の持ち主なのかもしれません。
「本当に辛かった。でも治ったよ」と、今はすっきりした表情のたいがーさん。
「辛い思いをされてる方のヒントになれば嬉しい」と、傍らのクリスマスツリーに、オーナメントのように飾られていた一冊の本を紹介しました。
『強迫性障害の治療ガイド』(二瓶社)という本で、その中の「
どうせ同じくつらいなら治るつらさを選ぶ!」という一節がたいがーさんの心に刺さったそうです。
「覚悟を決めた時点で40%治ってます。治すと決めたのは約2年前でした」
そこから2年かけて、たいがーさんは荒療治のように、デスパウダーに自分をならしていきました。自身が治ることで、同じく辛い思いをしている人に治ったと言える、という使命感を胸に……。