
太っている人は濃い味つけの料理や甘いスイーツを好みがちです。これは、濃い味や甘い味に慣れて味覚が鈍ってしまっているため。
こうした人は、調味料を見直して味覚を正常に戻すことで、自然と体重が落ちていきます。
例えばトマトケチャップ、マヨネーズ、ポン酢しょうゆ(市販品)、ソース類や、白砂糖、精製塩、果糖ブドウ糖液糖などはなるべく使用を控え、塩麹、しょうゆ、みそ、海塩、みりん、酢、無添加のだしなどを使うとよいでしょう。
薄い味つけはつらいと思うかもしれませんが、味覚を感じる細胞は2週間で生まれ変わるといわれているので、2週間だけ濃い味や甘いものを控えれば、自然と甘いものへの欲求も消えて薄めの味つけでも満足できるようになります。

白米や食パンなど私たちが日常的に食べている穀物は、よりおいしく安定した品質で食べられるよう、不純物を取り除く「精製」という工程が行われています。
しかし、この過程でビタミンや食物繊維といったカラダに必要な栄養も取り除かれてしまいます。
そのため、主食は完全に精製されていない雑穀米や玄米、ライ麦パン、オートミールなどがオススメです。1食分は、雑穀米ならこぶし1つ分(体重50kgの女性なら約100g)、ライ麦パンなら1枚、オートミールなら30gほどが目安です。