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アプリで出会った“自称・弁護士”を、街で目撃!その、まさかの姿とは…

隣町で遭遇!弁護士ではなくコンビニ店員だった

 そんなある日、入院した友人を見舞うため、彩さんは隣町の病院へ。その街は、太郎さんの居住地でした。 「彼の自宅は事務所と一緒になっているようでした。一度、家に行きたいと言ったら、クライアントと鉢合わせると、守秘義務を破ることになるから無理だと言われていたので、具体的な場所は知りませんでした」  この街に太郎さんは住んでるんだな。もしかしたら、目の前に見える高いビルが太郎さんの事務所兼自宅なのかもしれない。そんな想像を膨らませながら、彩さんは偶然通りかかったコンビニへ向かいます。 コンビニ店員の男性 すると、目に飛び込んできたのは、信じられない光景。なんと、弁護士であるはずの太郎さんがコンビニ店員としてレジ打ちをしていたのです。  思わず、彩さんは「何してるの?」とレジの前へ。すると、太郎さんは硬直。「夜に電話するから、今はごめん……」と言い、他の客を接客しはじめました。

会社を解雇されコンビニ店員に…嘘を謝らない挙句に号泣

 その日の夜、約束通り、太郎さんから電話が。実は弁護士というのは、真っ赤な嘘。30代の頃に会社を解雇されてから、コンビニで働き続けていたと打ち明けてきました。 「でも、最近はYouTubeを始めたよ。コンビニでのバイトが忙しくて動画投稿がなかなかできていないけど、彩ちゃんが撮影や編集を手伝ってくれたら、投稿頻度が増えて絶対に収益を得られるようなアカウントになると思うんだ。僕、将来性のある男だと思うよ!」  そう熱っぽく話し、なんとか自分を繋ぎとめようとする太郎さんの言葉を聞き、彩さんは呆れてしまいました。 「嘘をついていたのに、ごめんの一言もない。結婚前提の交際だったのに。彼のことを、もう信じられないと思ったので、別れようって言いました」  すると、太郎さんは電話越しに号泣。「彩ちゃん、僕を見捨てないで」「もう一回だけチャンスをちょうだい」と泣き続けたそうです。  その後、彩さんは太郎さんと一切の連絡を絶ち、本当のバリキャリ男性と出会うため、再びマッチングアプリを利用しているそう。マッチングアプリの怖さを学んだ彩さんに、誠実な男性との出会いが早く訪れますように。 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています!】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない!「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中!(採用時に謝礼あり)ご応募はここをクリック <取材・文/古川諭香>
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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