子供の“リアルおままごと”にゾゾッ!パパの怒鳴り声、ばぁばの「まさかのセリフ」まで再現
「夫の実家に行くのがとにかく憂鬱」「ゆっくり休むどころか、座るヒマもなく働かされる」など、長期休暇の前に気分が沈む妻は多いといいます。令和の今も日本中で繰り広げられる、女性だけこき使われる悪しき習慣に、思い切ってNOを突きつけた女性に話を聞きました。
「年末の夫の実家への帰省は、一年で一番疲れ果てるイベントです」と語るのは、埼玉県在住の加須美保さん(37歳・仮名)。
「4歳年上の夫は長男で、実家は年末年始にひっきりなしに親戚が集まってくる“本家”です。『本家の長男の嫁』という最悪のコンボで、家事から来客のもてなしはして当然。さらにおせちの準備や、夫の実家の大掃除の主戦力にされて、夫に子どもたちのお世話をお願いしても、結局『ママ~』って寄ってきちゃう。もう、疲れるために帰省しているようなもんですよ」
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結婚して8年間、年末年始はずっと夫の実家で過ごす加須さん一家。小学校低学年の息子さんと、幼稚園の年長さんの娘さんも終始美保さんにべったりです。
「12月の29日に帰省して、大晦日まで働きっぱなし。元旦は朝からおせちを並べたり、家族分のお餅を焼いたりお雑煮を作ったり……。ふと我に返ると、『え? あたし寝る以外ほとんど働きっぱなしじゃない?』って。旦那はわれ関せずで、紅白を観たり、ビールを飲みながら格闘技に夢中になったりしてるし。
そしてなによりもイラっとするのが、お義母さんの『ゆっくり休んでくれてていいのに~』という、ペラペラの上っ面だけの気遣い! 向こう側が透けて見えるんじゃないかってくらい薄いんですよ。本当に休んだりしたら、もの凄い顔でにらんでくるくせに……。夫の弟の奥さんも私と同じように、なんだかんだでひたすら働かされています」
結婚してからというもの、ゆっくり正月を過ごしたことがないという美保さん。年々そのストレスは確実に溜まっていきました。
もはや、旦那さんから「(もちろん俺の)実家にいつ行く?」と言われただけで、心にも体にも相当のダメージを受けるとか。
「『実家に帰る』って、本当に呪いの一言ですよ。もはや聞くだけで鳥肌が立ちます。でも、夫や姑になにか言い返したり、反発したりするのもめんどくさいし……。面倒な言い合いになるなら、実家にいる間だけガマンしようと。そう思って耐えてしまうんです」
ことを荒立てるくらいなら、ガマンした方が楽(らく)。その気持ちもわかりますが、そうは言っていられない事態が起きてしまったそう。その年の暮れは義理の弟家族も来ていたこともあり、小学校低学年の男の子と女の子の双子ちゃんもいたので、子どもたちのテンションは爆上がり。一日中、家の外や中で大声で駆け回っていたそうです。
「子どもたちの間でブームなのか、みんな『身近な大人の真似をする、おままごと』にドハマりしていたんです。その“おばあちゃん役”を見たら思わず噴き出してしまいました」