そこで舞さんは結婚相談所を利用することにしました。
結婚相談所は相手のプロフィールを見て申込みをします。そして相手が「会ってもいいな」と思ってくれたら、メッセージのやり取りではなく対面する日程の調整に進みます。

最初に会った時には、お互いのフルネームも連絡先も知りません。もう一度会ってもいいなと双方が思ったら、そこで初めて結婚相談所を介して連絡先交換ができる仕組みです。
つまり、2回目までは駆け引きなく進むのです。
舞さんの31歳という年齢は結婚相談所の女性会員の中でもまだ若い方。登録するとそこそこ申込みもあり、お見合いは次々成立しました。
そして、32歳で清潔感がある銀行員の大輔さん(仮名)と“2回目”に進めることとなりました。
大輔さんは、舞さんの中で第一志望に躍り出ます。大輔さんとお見合いした翌日にも別の男性とお見合いがあったのですが、舞さんは上の空。すっかり大輔さんに気持ちが傾いていたため、お相手に何も質問もせずリアクションもほとんどしませんでした。当然、その男性からは“お断り”されました。
まだ大輔さんに告白されたわけでもないし、あっちだって他にも会っている女性がいるはずの状態です。なのに「選べるつもり」になってしまった舞さん。
この段階で、一人に絞るのは危険なのに。
舞さんと大輔さんは翌週の水曜日の夜に食事をしました。そして舞さんは「また会いたい」と伝えます。大輔さんの返事は「ちょっと予定が分からないから調べて連絡するね」で、そのまま解散したそうです。
週末になっても、大輔さんから連絡はありませんでした。
こうなってしまったらもう、残念ですが結果は見えています。
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