「いい人紹介するね」「合コン呼ぶよ」を待って1年経過
そこですぐ行動すれば、まだ舞さんはまだ「20代」というプレミアを活用できたかもしれません。すでに男性の紹介や食事会の誘いも20代前半と比べてぐっと減っていたのですが、また声をかけてもらえると思って待ちました。
根拠もないのに妙に楽観視していた舞さんがやっと危機感を持ったのは、30代に突入したとき。
同僚がマッチングアプリで付き合った男性と結婚したことがきっかけでした。
舞さんもマッチングアプリに登録しましたが、メッセージのやり取りでいきなりつまずきます。
「“いいね”が来るのって登録した時だけで、その後はすぐ来なくなるんですね。それにマッチングした男性からも、すぐ返信が来なくなるんですね」
アプリで男性から来た「いいね」に、大した意味はありません。男性側も多くの女性に「いいね」を送らないとマッチングしないので、たいてい1日に送れる「いいね」を使い切るために「いいね」を送っています。プロフィールもよく読まずに。
舞さんに限ったことではないのですが、
男性からの「いいね」を「タイプだ」「好き」「付き合いたい」と深い意味があると思ってしまう女性が後を絶ちません。いいねをくれた男性のプロフィールを読んで会ってみたい男性にだけに「いいね」を返しても、その男性は人気があって、ライバルが多いのです。
相手の言葉をそのまま鵜呑みにしてしまう舞さんに、マッチングアプリは向いていないと確信しました。
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