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4年続く上司との不倫“純愛”。33歳女性が「結婚は望まない」と断言する理由

職場 女性「女性はいつも、どこかで仕事か結婚かを考えざるを得ないと思うんですよ、今の時代においても。 でも彼はそういう考え方より、むしろ自分の人生をもっと広くとらえたほうがいいし、フレキシブルに仕事や恋愛を楽しんだほうがいいんじゃないか、と。人生を楽しむという視点が当時の私にはなかった。焦ってばかりいたので目から鱗(うろこ)が落ちた感じでした」 アヤコさんは、ずっとまじめに生きてきたと言う。大学を出て、今の会社に就職して、コツコツと自分の居場所を築いてきた。そんなときに出会った上司は、さばけたオープンな人。強く感化されても不思議はない。 まじめだからこそ、彼女は上司に惹かれつつも、それが恋愛感情だとは考えてもいなかった。彼は部下ともオープンに飲みにいくが、サクッと帰るタイプだった。そこが慕われてもいた。あるとき彼女も上司に誘われて数人で飲みにいった。

飲みにいく関係になり1年たって自分から…

「なんだか彼とふたりで飲みたいという欲求が強くなってしまったんですよね。少し酔っていたせいもあったのか、帰りがけにもう一軒行きませんかと話しかけたんです。すると彼も頷いてくれて。私から惚れたと思っています。彼は『きみが誘わなければ僕が誘ってたよ』と言いますけど」 たまに飲みにいく気の合う上司という位置づけだったし、それで満足できるはずだったのに1年ほどたったとき、彼女の中で熟成されていた気持ちが爆発した。 バー「帰る方向が同じなので、飲んだ帰りにいつものように一緒に電車に乗ったんです。私のほうが降りる駅が手前なんだけど、どうしても降りたくなかった。だから彼を送っていくと言い張りました。彼は苦笑して『じゃあ、僕が送っていくよ』と。 私の最寄り駅で一緒に降りてぶらぶら散歩して……。おいしいコーヒー豆が手に入ったから飲んでいってと誘いました。彼がコーヒー好きなのは知っていたので、いい豆を買っておいたんです。計画的だったのかもしれない」 彼はためらったものの、彼女の誘いに乗ってくれた。お互いに恋愛感情が高まっていて、もう後戻りはできない状態だったのだろう。

彼の家庭の話を聞くのが好き

「その日、彼と関係をもって、なんだか私、すごく落ち着いたんです。これで仕事に没頭できると思った。こんなに素敵な時間を過ごしたのだから、一度きりでもいい、ありがとうと帰っていく彼に言いました。振り向いた彼が涙ぐんでいたのに驚きました。 『オレには家庭があるのに……ごめん』って。謝らないで、誘ったのは私だからと私は大きく笑っていました。本当に1回だけの関係でいいと思っていたんです」 だが、1回こっきりの関係にはならなかった。「きみが他に好きな人ができるまでのつなぎでいい。僕は本気で好きだ」と彼から言われ、アヤコさんもその気になった。
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もし妻にバレそうになったら身を退く理由は
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