「彼氏に言われて…」と整形しに来る人へ、インフルエンサーとなっても看護師を辞めない当事者だからこその理由
誰かに言われて整形するのは違う
――これから美容整形を受ける人に伝えたいことはありますか?
みるくナース:自分の幸せのためだけにやってほしいなって思います。私は今“整形をコンテンツにできるし”という気持ちがどうしても芽生えてしまったけど、「誰かに好かれたくてやる」とか「みんなやってるからやる」ではなく、“なぜ整形をしたいのか”をちゃんと考えてほしいなって。「整形するか悩んでます」とか「怖いんです」という人はやらなければいい。
――たしかに大事ですよね。
みるくナース:私はお金とか恐怖とか時間とか、いろんなことを天秤にかけても、“可愛くなりたい”という気持ちの方が100%勝ってたから全部やったけど、「彼氏に言われて…」とかで来る患者さんとかを見てると、「なんかそれって違くない?」って私の価値観だと思っちゃって。自分が本当に幸せになりたくてやるんだったらいいけど、整形したい理由をもう1回考えてほしいなっていうのはあります。時代がそうなっちゃってるから、周りがやっててやりたくなるのも分かるんですけどね。ちょっと怖いなって思います。
ずっと現場に立ち続けたいという思い
――今後の展望はありますか?
みるくナース:模索中なんですけど、自分の言葉や考え、キャラクターをちゃんと言葉で伝えたいなと思うので、もう少しメディアに出て発信できるようになりたいなと思ってます。美容ナースであり、患者である立場の人って、SNS上にはたくさんいるけど、SNS以外の場所にはあまりいないから、違う分野でトップを獲りたいですね。美容ナースとして、インフルエンサーとして、できることの先頭を歩いていける存在で居たいですね。女医さんはいるんですが、看護師でそういう存在の人はまだいないので。
――ナースは続けるのでしょうか?
みるくナース:はい!自分の根本が看護師なので、美容ナースとしての仕事は絶対辞めたくないです。自分が患者さんの施術をするというのは続けたいし、ファンの子にとって遠い存在にはなりたくないから、会える存在では居たいと思ってます。
遠い存在になりすぎちゃうと、私のファンの子たちは離れてく気がするので、美容ナースにも、インフルエンサーにも、どっちにも寄りたくない。やっぱ自分が大きくなり始めたときに応援してくれてた子たちはずっと大切にしたいし、何より、「誰かを救いたい」という気持ちで看護師になったっていうのは、病棟にいた時も、今も変わらないです。私がキレイになってほしいのはもう全人類だから。
フリーの美容ナースという立場を生かして、全国各地のクリニックに行き、患者さんの施術ができれば良いなって思っています。
――かっこいいです。以前、コラボアイテムなどを作っていましたが商品開発は? みるくナース:自分のブランドを作りたいなというのは思っています。可愛くなるためにできることって別に美容医療だけじゃなくて、スキンケアだったり、持ち物だったり、色々あると思うので。前回楽天とコラボしてUVケアアイテムを作って好評だったので、これからも自分のブランドでそういうアイテムを作ってみたいです。 <取材・文/瑞姫>
瑞姫
1994年生まれ。奈良県出身。エンタメメディアでの芸能ライターとしての経験を経て、フリーランスのライターに。主にエンタメ・トレンド系の取材・インタビューを中心に、恋愛コラムの執筆を行っている。フォロワー数4.5万人のTwitterでは恋愛・美容系について発信する、インフルエンサーとしても活動中。漫画と散歩と猫が好き。
Twitter:@mizuki32k
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