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コスメや女性装が妻に見つかり「普通の両親で子どもを育てたい」と離婚に。ryuchellさんへの中傷で考える“性別に悩む人”は親として不適当なのか

女性装に対する妻の戸惑い

晶:そういったグループのオフ会で、化粧や女性装をしていたんですね。妻の知らないところでこっそりやっていたわけですが、一緒に暮らしている以上、化粧品や女性ものの服が彼女の目に触れるわけです。 僕が中性的なことは元妻も理解していましたが、“中性的”と“女性の格好をする”はどうも違うみたいで、「何これ?」と戸惑っていました。 性別違和と結婚①――治療前の晶さんの格好は、中性的に感じました。男性として見れば清潔感があるし、女性と見ればマニッシュでかっこいいというか。話し方や声の出し方も、ニュートラルな印象です。戸惑うほどかな、と思っちゃいます。 晶:佐倉さんと僕は同世代ですが、この世代は女性装、男性装への考え方が人によって結構幅があるのかもしれませんね。 僕は元妻のことを愛していましたし大切に考えていたので、女性装といっても、彼女が受け入れられるラインは守ってきたつもりです。でも、彼女もそのご両親も、昔ながらの家族像を大切にする人たちでした。子どもはまだ1~2歳で、「パパの違和感に気づく前に」と、離婚することになりました。

ryuchellへのバッシングに思うこと

晶:「普通のお父さんお母さんのもとで(子どもを)育てたい」と言われました。子どももいるし、まさかジェンダーの問題で別れるなんて……と、大泣きしましたね。以来、元妻にも子どもにも会っていません。 性別違和と結婚①――普通のお父さん、お母さん……。それほどまでに、親の性別や性自認は重要なんでしょうか。 晶:僕もわからなくて、何度も話し合いました。「子育てできるのは、父と母だけではないはず」と言うと、「そんな話じゃない」「自分が描いた家庭像と違う」の一点張りでした。妻の両親も「私たちの世代ではあり得ない」と。 ――亡くなられてしまいましたが、ryuchellさんへのバッシングがなぜあんなに強いのか、すごく不思議だったんです。離婚後もぺこさんと子育てしている記事もあったのに、「男は無責任」とか「ぺこさんがかわいそう」だとか……。性別の問題を抱えている人は、養育者として不適当なのでしょうか。 晶:想像ではありますが「男じゃないってわかってたんなら、そもそも結婚なんてするな」ということなんじゃないかな、と思うんです。
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騙したわけではないけど、巻き込んでしまった
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