私が違和感を伝えると、美香さんは反論します。
「でも、私の会社でも総合職なら年収それぐらいですよ。彼とマッチングしたのは
海外旅行っていう共通の趣味があったからだと思いますよ。私も海外旅行が好きで、長期休暇だとコロナ前はよく海外旅行に行っていたんです。行った国の話で盛り上がりました」

「
海外旅行って、婚活では男性から不人気の趣味なんですよ。男性であまり海外旅行が好きな人って見ないのでは? それに同僚で同じぐらいの年収の方がいるなら、職場恋愛の方が良いのではないでしょうか? マッチングアプリはライバルが多いから、職場恋愛で結婚するよりずっと厳しいんですよ」
「でも、
旅行に全然行かない男性って私と合わないと思うので、別に海外旅行が好きな人を探せばいいと思うんです。それに会社の人はみんな既婚で、独身で残っている人は癖が強い人ぐらいです。職場恋愛する人は20代のうちに結婚しているし」
話していると、美香さんのお話にはやたら「でも」が多いなと感じます。
「海外旅行が好きな男性って、感覚的には、女性と比べたら5分の1とかじゃないでしょうか。ライバルが多い男性を取り合うんです。あと、なぜ海外旅行が不人気か分かりますか?」
「
金遣いが荒く見えるとかですよね。でも、ちゃんと貯金もしてますよ」
「分かっているじゃないですか。海外旅行が好きでも、美香さんも総合職で年収が800万円なら金遣いが荒いなんて思われないですよ。貯金していたとしても、年収400万円台で好きに海外旅行ができるのは、
実家暮らしで可処分所得が多くて、お金が自由に使えるからなんですよ」
実家暮らしで趣味が海外旅行と書いているだけで、そういう見られ方をするのは事実なのです。
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