――以前、女子SPA!でカサンドラ症候群に悩んだ経験のある別の方にインタビューした時、グレーゾーンに感じた際の対処法を特集しました。この中で有効だと思うもの、この中にはないけど有効だと思うものがあれば教えてください。
アゴ山:別居案はカウンセラーの先生にも勧められましたがとても良い案だと思います。まず一緒に居て辛いという状況なので、一旦別居してお互いの距離を離して夫婦を続けるという形だと上手くいくのかなと思いました。
あとはやって欲しいことについては紙に書いてスケジュールとして組み込むというのも有効だと聞きました。ただ私の場合、夫に望んだものは、心の共感だったので、それはいくら手紙に書いても元夫、本人の考えが凝り固まっている限り通用しませんでした。
【関連記事】⇒
「お前と話してもムダ」話の噛み合わない夫に、有効だった意外な作戦
――カサンドラ症候群に現在進行形で悩んでいる方も多いと思います。そんな方にアドバイスをするなら、どのようなことを伝えたいでしょう?
アゴ山:まずカサンドラになってしまったと思ったときは、心身ともに衰弱しきっている状態だと思います。その場合、すぐ離婚して逃げ出したいという気持ちになりますが、まず仕事や住まいなどしっかり作ってからの方が良いかなと思います。水面下で良いのでご自分の次の人生に向けて準備が大事なのかなと。
――なるほど。
アゴ山:もちろん夫婦を続けたい場合は、一度別居して心を落ち着けたり、理解してくれそうなお友達やカウンセラーなどの周囲の方に話すことをした方がいいと思います。
「自分は一人ではない!」と思って欲しいです。
<文/女子SPA!編集部>
【特集】⇒
『夫と心が通わない カサンドラ症候群で笑えなくなった私が離婚するまでの話』