松本人志が重要性を語った「演技力」とコント新時代。キングオブコントではドリフ的笑いに先祖帰りも?!
コント新時代、原始の笑いに帰ってきた?!
――その反面、時代の流れからルッキズムやジェンダーバイアスに厳しくなり、数年前からネタづくりの傾向は大きく変わったようにも感じます。 <多様化って、笑いを作りにくい面もあるんですよね。だからお尻を出したりズッコケたりといった、普遍的な原始の笑いにかえってきたところもあるんじゃないでしょうか。 「こんな変わった奴いないよ」で以前は笑えていたものが、もしかしたらそういう人もいるかもしれない、傷つけるかもしれないから笑えない、になりつつある。 だからこそ「こういう奴がいるかもしれない」を描写した、サルゴリラの凄さや土台の造り込みが大きな笑いにつながったのではないでしょうか> <文/もちづき千代子>
もちづき千代子
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:@kyan__tama


