和子さんは今、そのアイドルのコンサートには行っていません。約20年も追いかけ続けたのに、その終わりは突然訪れました。

「グループが解散してしまって、今はそれぞれ単独で活動をしているんです。好きだった担当はいますが、熱は冷めてしまいました。
他にもたくさんアイドルグループがありますが、若い時ほど夢中になれるわけでもないんです」
36歳頃に一念発起してマッチングアプリに登録しましたが、マッチングしてもメッセージで何を送ったらいいのかも分からず、結婚相談所に切り替えたという和子さん。でも申込が来るのは、40~50代の年上男性ばかり。
申込が来ては悲しくなり、落ち込み、誰とも会わず今は幽霊会員状態です。
アドバイザーから「会ってみないと分からないから」と言われて、一人だけ“一番マシ”と思った40代男性と会ってみました。でもお見合いの場で会った相手は、写真より太っていて「別人」の男性でした。「その彼と話しているとぐったりしてしまい、まずますやる気が起きなくなった」そうです。
こんな話は、和子さんに限らずよく聞きます。婚活女性は30代後半になると、同年代男性がアラサー女性を狙うために、同年代男性とぐっと会えなくなるのです。
「でも、40代でも清潔感がある男性だっているのに」
「
アイドルと比べないでね。一般の40代男性は3割肥満で4割薄毛なんですよ。清潔感がある40代男性だって、奥さんがコーディネイトしたからマシなだけってケースは多いの。
男性だってキレイな女性、若い女性と和子さんを比較検討しているんですよ。
推し活なら片思いでいいけど、婚活は自分が選ばれる視点が重要なんです」
年齢以外にも外見面など和子さんは不利な要素が多く、人気がある男性に申し込まれることはなさそうでした。
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