結婚から2年経っても実家の居心地の良さに甘える旦那
すると、博さんは「嘘ついていて、ごめん」と謝り、本音を吐露。新しい暮らしが始まって、まだそれほど月日が経っていないからか、自宅にいても心が休まらず、実家の自室が恋しくなってしまったのだと打ち明けました。
「自分でもどうしていいのか分からない。こんなにも環境の変化に適応できない人間だとは思わなかった。もう少し経ったら、この家にも慣れることができると思うから、それまで待っていてほしい」
そう言われ、綾乃さんは博さんの気持ちを優先することにしました。しかし、それから1年、2年と経っても、博さんの行動に変化はなく、今でも週末になると実家へ帰ってしまうそう。
「いい加減、新しい暮らしにも慣れただろって言いたくなります。それに年々、実家で過ごす時間が長くなっているんです」

「結婚当初は土曜の昼から行って夕方には帰ってきていましたが、今では土曜の朝から行き、日によっては『今日は実家に泊まるから』という連絡が来て、日曜の夜に帰ってきます」
まったく夫婦の時間が取れない現状に、綾乃さんは虚しさを感じているそう。
夫婦でどこかに出かけることも滅多になく、コミュニケーションも足りていないこの結婚生活に、なんの意味があるのかと最近よく考えるそうです。
快適だと思える結婚生活の在り方は、各々違うもの。その理想像は夫婦間でも違いがあるからこそ、夫婦として心満たされる生活をしていけるよう、互いに気を配ることも大切です。
妻の綾乃さんが耐えている現状は、決して良好な夫婦関係とは言えないでしょう。一度二人でじっくり話し合う時間をもつべき時に来ているのではないでしょうか。
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<取材・文/古川諭香>
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:
@yunc24291