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M-1順位予想、下馬評とちがう意外な優勝候補。アンタ・錦鯉パターンでキャラ強コンビが返り咲く!

今年もついにこの季節がやって参りました。12月24日に放送の『M-1グランプリ2023』(ABCテレビ・テレビ朝日系)!今回は史上最多の8540組がエントリーし、大会の盛り上がりだけでなく、審査員の入れ替わりや敗者復活戦システムの変更も話題になっています。
©M-1グランプリ事務局

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そんな中、毎年恒例の公式による「三連単順位予想キャンペーン」も開催中。現在の三連単人気トップ3は、さや香・令和ロマン・真空ジェシカの組み合わせが席巻しています。
しかし、この三組以外にも筆者が優勝候補として推したいコンビが他に二組!あくまで個人の所感ではありますが、筆者が推すファイナリストを紹介したいと思います。

モグライダー、1年ブランクからの決勝返り咲き!

『M-1グランプリ2021』で初決勝進出し、トップバッターの大役を務めたモグライダー。しかし順番の妙もあって点数は伸びず、結果は8位に終わっています。翌年の『M-1グランプリ2022』では準々決勝敗退。 しかし今年に入って『ラヴィット』(TBS系)や『ジョンソン』(TBS系)など話題の番組のレギュラーが決まり知名度をさらにあげる中、見事に返り咲きを果たしました。
モグライダー©M-1グランプリ事務局

©M-1グランプリ事務局

2020年に優勝したマヂカルラブリーと2022年のウエストランドには、モグライダーと同じ共通点があります。それは、過去に決勝進出した際にあまり高い評価を得られず、その翌年は予選敗退。しかし、決勝に返り咲きした年に優勝を果たしたという点です。 さらに言えば、モグライダーがキャラが浸透すればするほど面白く感じられるコンビであることもポイントでしょう。 メディア露出が増えるほど新鮮味が薄れ、ネタのウケが厳しくなっていくのは残念なことにM-1の定石(じょうせき)。しかし、モグライダーの場合は二人を知れば漫才もさらに笑えるものになる。このタイプのチャンピオンは、2004年のアンタッチャブルや2021年の錦鯉が当てはまります。 返り咲きとキャラ浸透、この二つの武器を手にしたモグライダーもまた、優勝候補の一端を担う存在といっていいのではないでしょうか。

ダンビラムーチョ 変化球漫才の仕上がりにビックリ

『M-1グランプリ2022』の敗者復活戦で森山直太朗の「生きとし生ける物へ」を滔々(とうとう)と歌い続けるというネタで強烈なインパクトを残したダンビラムーチョ。そのネタの面白さには森山直太朗本人もX(旧Twitter)で反応していました。
ダンビラムーチョ©M-1グランプリ事務局

©M-1グランプリ事務局

こちらは初決勝進出組で、三連単予想ランキングでは9番人気で下馬評はあまり高くありません。というのも、彼らのスタイルは決して正統派ではなく、歌うことをベースとした変則的な漫才。 ただ、そこで敢えてダンビラムーチョを推したいのは、何も考えずに笑えるから。この点においては、おそらく今年の全ファイナリストの中でトップクラスではないかと思われるのです。 つい先日行ったライブでも、準決勝までに披露していたものと同じネタをしていましたが、驚くほどの仕上がり具合にビックリ。何度も見ているネタなのに、何度も新鮮で面白い!素直に凄いと思いました。 今年のファイナリストには、ダンビラムーチョのように変わった型の漫才師は他にいません。現状として対抗馬がいない変化球漫才は吉に転ぶ可能性が高いですし、期待を寄せています。 ただ、当人曰く「ダンビラムーチョは(三連単ではなく)複勝がおすすめ」とのこと。チャンピオンとして君臨せずとも、大会を面白くする要として最終決戦には進出して審査を引っ掻きまわして欲しいところです。
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三連単の人気トップ3は?
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