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M-1決勝、流れを決定づけた「令和ロマン」髙比良くるまの“最高の小ボケ”

真空ジェシカ 松本人志が言う「距離感」の最適解とは

©M-1グランプリ事務局

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――三年連続ファイナリストとなった真空ジェシカは、去年よりわかりやすく笑えるネタだったように思います。 <大喜利力重視のネタという印象があった中、“A画館”(映画館)ならぬ“Z画館”という設定の土台の上で大喜利をするという画期的なネタでした。 でも、審査員は真空ジェシカには「もっと理解できないことをやって欲しい」と言っていましたよね。ですが、それをやってしまうと予選を勝ち抜くことができない…。松本人志さんが言うところの「距離感」はどこが最適なのか、まだ答えは出ていないのではないでしょうか>

マユリカ ブームの逆をいくカッコよさ

©M-1グランプリ事務局

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――最終決戦に惜しくも届かなかったのがマユリカですが、彼らは今回のブームである「ボケ数が多くツカミが早い」には当てはまらない漫才だったような。 <マユリカは令和ロマンやヤーレンズとは対照的に、前フリもツカミが全くなく、逆に終わりに笑いの頂点を持ってきていました。ブームの逆をいった。カッコ良かったですね。 今もっとも勢いのある漫才師ですし、決勝進出者が発表されたときは、もしかしたら優勝あるぞと思っていました>
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去年までと打って変わった競技漫才時代の幕開け
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