
さて、まひろ(吉高由里子)はと言うと、ききょう(ファーストサマーウイカ)の計らいで定子(高畑充希)に会うことに。まひろが、そこまでききょうが魅了されている定子に会ってみたい、と言ったからだ。ききょうとしてはまひろがそんなふうに言ってくれたことが嬉しかったのだろう。

また、定子もききょうを信頼している。そんなききょうの友人と言えば、会ってみよう、という気持ちになるのかもしれない。ここにもひとつ、信頼関係がある。

しかし、予想外にそこへ一条天皇が渡ってくる。女性ながらに政にも考えがある、と聞いた一条天皇は興味を示す。まひろが宋の科挙のような仕組みが整うことを夢見ている、と話すと、表情を輝かせる。きっと、一条天皇は定子やききょう、まひろのようにきちんと自分の考えを話せる人が好きなんだろう。
その後、伊周(三浦翔平)や隆家(竜星涼)がやってきて、「皇子を産め、皇子を産め」とばかり言うが、皮肉にもまひろたちとの対比が際立つ。
一条天皇は、よほどまひろが興味深かったのだろう。おもしろい女がいたと道長に話す。名前も覚えている一条天皇、素敵だ。そして「まひろ」という名を聞いて、つい表情が変わる道長。このときの道長の心中はどのようなものだったのか。

一条天皇はまひろが男であったのならば、と言うが、道長はそのあと、自分のもとに届いていた官職を求める申文を漁る。その中から見つけ出したのはまひろの父・為時(岸谷五朗)のものだった。
このあと、為時は久しぶりに官職を得ることになる。道長の推挙と聞き、まひろと道長の間には強いつながりがあるということを確信する。これはこれで為時の心中たるや……。
それにしても、詮子が除目で融通して、と言ったときは跳ねのけたのに、為時には便宜を図るんだ、ふぅん……とほんの少し思ってしまった。