松下洸平“周明”の行動に視聴者疑念…そこに近づく佐々木蔵之介“宣孝”がたまらない|大河ドラマ「光る君へ」第23回
まひろの気持ちは?
周明と宣孝に取り合われることとなったまひろ。本人はどちらが好きとかあるのだろうか、という話であるが、個人的には「この人、実のところあまり自分の恋愛ごとに興味がないのでは?」と思う。
ウニをおいしそうに頬張り、宣孝が持ってきた書の匂いを嗅ぎ、宋のものだって一番興味があるのは書。基本、知識欲旺盛なオタクなのである。なのに、なぜ「源氏物語」が書けるのかと言ったら、物語の持つ力を信じているから。そしてモデルになるエピソードや人物がいれば、そこから想像力で膨らませられるから、というところだろう。
どのエピソードもきっと源氏物語につながっていくのだろう、と思うと、改めて今後に向けてワクワクが増していく。
<文/ふくだりょうこ>ふくだりょうこ
大阪府出身。大学卒業後、ゲームシナリオの執筆を中心にフリーのライターとして活動。たれ耳のうさぎと暮らしている。好きなものはお酒と読書とライブ


