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手越祐也が『イッテQ!』復活で「やっぱりテレビの人」と印象付けたワケ。ネット世界では失速気味だったが

今後のスタジオ出演回が楽しみに

 タイが復帰までの所縁の場所になっていたわけだから、復帰回はできたらタイの祭りがよかったのだが、まぁでもイタリアでも見事な落下の洗礼があったし、ヨーロッパはヨーロッパで相性がとてもいい。  第4弾で訪れたのが、ドイツの「橋の向こうに行く祭り」(2011年1月2日放送回)だった。ここでもやっぱり最大の見どころが決起の夕食場面に用意されていた。内村から「優勝したらさ、コメント求められたら何て言う?」と聞かれた手越が「I am Champion」ともうとにかく自分自分のアピール。それに対して静かに右手拳でテーブルを打った内村がこう語った。 「モントリオール国際映画祭。最優秀主演女優賞。深津絵里さん。こう言いました。私の力ではありません。みんなで勝ち取った賞なのです。果たしてこれが言えるかな? 小僧」  この結びの「小僧」にはリアルタイムで当時放送を見ていたときに笑った笑った。最高ですよ、内村さん。さすがに手越くんもぐうの音もでないかなと思ったら、ニヤニヤあっけらかんとしていて。ヨーロッパ最高の一夜だった。  こうして3人組による名場面をふりかえるごとに、手越復帰の重みが伝わってくる。やっぱり彼がいないとね。『世界の果てまでイッテQ!』の花形ですよ。復帰回冒頭のスタジオではレギュラーメンバーから「あの男」や「やつ」とさかんにいじられていた手越だが、これは俄然今後のスタジオ出演回が楽しみになる。 <文/加賀谷健>
加賀谷健
コラムニスト/アジア映画配給・宣伝プロデューサー/クラシック音楽監修 俳優の演技を独自視点で分析する“イケメン・サーチャー”として「イケメン研究」をテーマにコラムを多数執筆。 CMや映画のクラシック音楽監修、 ドラマ脚本のプロットライター他、2025年からアジア映画配給と宣伝プロデュース。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業 X:@1895cu
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