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ミャンマー出身人気俳優、コンビニ店員役で堂本剛主演映画に「監督には、とにかくピュアでいてほしいと言われました」

短編映画の監督として映画祭でグランプリ受賞

森崎ウィンさん18_3――今回は“まる”でしたが、今年は監督として、ミュージカル短編映画『せん(SEN)』で、ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2024ジョージ・ルーカスアワードのグランプリを受賞しました。“せん”から“まる”への1年ですね。 森崎:たしかに繋がりましたね! 点と点が線になって、それが丸になって。次は点というドラマを作らなきゃかな(笑)。 ――『せん(SEN)』もひらながのタイトルですが、本編で“せん”を感じた瞬間、胸騒ぎがしました。素晴らしい作品です。 森崎:ありがとうございます。 ――受賞式の様子もYouTubeで拝見して、勝手に感動してました。 森崎:あれ、すごくいいシーンでしたよね! 僕、映画のワンシーンみたいな喜び方をしてました。「俳優だな~」とか思ったりして。でも本当にガチだったんですよ。すごいですよね。あれは、本当にいいシーンでした(笑)。

ようやく森崎ウィンを認めてもらえた気持ち

森崎ウィンさん――初監督を経て、見える景色は何か変わりましたか? 森崎:ひとつ思ったのは、自分の信じていた感覚って、伝わるんだな、共感してくれる人がいるんだなと。すごく自信に繋がりましたね。やっと表現したかったことが形になる場ができたなと。ようやく森崎ウィンを認めてもらえた気持ちというか。 こうして映画を作らせてもらって、時間もかかりましたが、それ以上に多くの人と、その人たちの人生の時間を費やしてもらっているわけです。そういう信頼をもらった。今までの自分があって、ようやくここまで来たんだなと。 正直、僕が言ってること自体は、昔からあまり変わってないんです。短編も、昔から一眼レフを持って、チーフマネージャーを出演者にして撮って、ファンクラブイベントで流してました。そうした点と点が、まさに線になって、今回、大きなメッセージとして込めることができました。
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「伝わる」「感じる」作品になったのは、全員でひとつになれたから
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