
せっかくの帰省だからこそ、普段会えないおじいちゃんおばあちゃんとの時間も大切にしてほしい、ゲームをしたい気持ちも分かるけどルールを守ってみんなで楽しみたいと思っていた美紀さんは、ルールを守らない従兄弟にも、しっかりと注意しない義兄夫婦にもモヤッとした感情を抱いたといいます。
「小学校高学年ということもあり、多少反抗期なのかなというのも分かりますが、ここは自宅ではないし、息子たちもゲームはやめているのだからルールを守ってほしいという気持ちになったのを覚えています。息子たちがもう一度『ねぇ! ゲーム終わりだよ!』というと、『わかったわかった』といいながらゲームを続ける従兄弟をみて、次男が小さい声で『なんで守らないんだろうね』と一言。
その後、義母が孫たちの好物を作ってくれてみんなで夕食になったときも、従兄弟たちはササッと食事を済ませてすぐにゲームに直行……。義母に対しての『ごちそうさま』の言葉もなかったことに私は驚いてしまいました。義母がせっかく作ってくれた食事よりもゲームが優先、親の言うことも聞かない、息子たちのことも無視するなど気になることがありすぎて“この子たちは何のために義実家に来ているのだろう?”と疑問に思いました」
子どもがゲームに夢中になって言うことをきかないのはよくあることだと分かっていると、美紀さんは言っていました。しかし親がやめさせないことにも問題があると感じたんだそうです。
「先に義兄家族が帰ると、義母が『今年はあおくんと亮くんとあまり話せなかったなぁ。成長したってことだよね』とポロッと口にしたのを覚えています。成長と共に義実家に帰省しない子がいたり、年頃の男子の口数が減るのは理解しますが、ルールを守らないのはまた別じゃないかと思います。息子たちも『あおくんと亮くんはなんでずっとゲームしてよかったの?』と言っていて、そう感じてしまうのも無理はないなと感じました。
息子たちには義実家に帰省する意味をしっかり説明しましたが、普段から親がルールを守らせることの大切さも再確認できた帰省となりました。義家族は大好きですが、甥っ子たちが義両親に取る態度やルールを守らないことが気になりすぎてしまい、今年の帰省は少し億劫に感じてしまっています」
義実家への帰省は大人数が集まることなので、ルールやマナーを守れないとなるとせっかくの楽しい時間が台無しになってしまいますね。成長と共に子ども同士の関係性も変わっていくため、そういった問題で帰省が億劫になるケースもあるのかもしれません。
【他のエピソードを読む】⇒
「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ
【あなたの体験談を募集しています!】⇒
心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない!「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中!(採用時に謝礼あり)ご応募はここをクリック
<文/鈴木風香>
鈴木風香
フリーライター・記者。ファッション・美容の専門学校を卒業後、アパレル企業にて勤務。息子2人の出産を経てライターとして活動を開始。ママ目線での情報をお届け。Instagram:
@yuyz.mama