ここからは、なぜ免疫力にとって「腸活(腸)」が大切なのかをみていきましょう。実は、私たちの体の免疫力(免疫細胞)の多くが、腸に集まっていることをご存知でしょうか?具体的には、免疫細胞の一部(形質細胞)は腸にもっとも多く存在していて、全体の7割が集まっていると考えられています。(※1)
特に注目したいのは、腸管関連リンパ組織と呼ばれる場所です! ここ、テストで出るので覚えておきましょう(笑)。冗談は置いておいて、簡単に言うと、腸に張り巡らされた、免疫細胞の集団のこと。
イメージとしては「監視カメラが沢山置いてある家の玄関」みたいな感じです。
ウイルスや病原体:泥棒
免疫細胞:監視カメラなどのセキュリティ
腸管関連リンパ組織:監視カメラが沢山置いてある玄関
もしも、この玄関のセキュリティが甘かったら? 泥棒(ウイルスや病原体)が侵入し放題になってしまいますよね。それと同じで、腸の免疫力が弱っていると、私たちの体はウイルスなどの攻撃に無防備になってしまうんです。
では、どうすれば免疫力を整えられるのでしょうか? もちろん「バランスの良い食事」「しっかり睡眠をとる」「適度な運動をする」これらが1番大切と言えます。その上で今回は少し違う角度から、科学的に効果が認められている3つの方法をご紹介しますね!
① 1日5分お笑いを観る(※2)
② 緑茶を飲む(※3)
③ 切干大根を積極的に活用する

有名な話かもしれませんが、笑うことで、免疫力の一部をになってくれている「NK細胞」が活性化することが分かっています。また、緑茶に含まれているいくつかの成分には、免疫力を整える効果が期待されているのです。
3つ目は、なぜ切干大根?! と思われたかもしれません。その秘密はミネラルの一つ「亜鉛」にあります。切干大根に豊富な亜鉛は、免疫力を整える上で必須の栄養素なのです!