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紅白で注目集めた「ド派手ギター」を完全再現!作者(32歳女性)の常軌を逸した“ALFEE愛”に衝撃

約20年ぶりに“ALFEE愛”が再燃

――でも、今のゆっきーさんは自他ともに認めるTHE ALFEEファンです。 ゆっきー:コロナ禍に出会った友だちが、たまたまTHE ALFEEのファンだったんです。彼女から「私、THE ALFEEのファンなんだ」と言われ、「私も、実は昔……」と打ち明けたら「見てごらんよ」とDVDを貸してくれて。そうして楽曲をどんどん聴いていったら、蓋をしていた感情がちょっとずつ開き始めたんです。  当時は、コロナ禍で不安なこともいっぱいありました。仕事で落ち込むことももちろんあったし、「これからどうしようかな?」と思うこともいっぱいあった。そのときに、THE ALFEEが私を癒してくれました。彼らの音楽を聴き、私はすごく励まされたんですね。 ――“ALFEE愛”が再燃したわけですか? ゆっきー:いえ。そのときは「まだ、ここで踏ん張るぞ」ぐらいの気持ちでした。「まだ、これ以上いかないぞ」って(笑)。  そのタイミングでコロナの規制が緩和し、2021年末にTHE ALFEEがコンサートを再開したんです。行くことにしました。  「1回、生で見ておいたらもう満足して終われるかな?」と思ったからです。「小学生のときに受けたショックを良い思い出に変えて、次に進めるんじゃないか?」という期待もありました。でも、いざコンサートが始まると衝撃を受けてしまって! ――なにが衝撃だったのですか? ゆっきー:一言で言うと、想像以上でした。友だちからDVDは借りていたからどういうライブかは知っていたし、曲もちゃんと知っていました。67歳(当時)だからって、舐めていたわけでは全然なかった。  でも、THE ALFEEは生のほうが何倍もすごくって。生で聴くとCDの何倍もいい。で、しっかりこっちに語りかけてくれるような歌い方をしてくれたんです。お客さんはTHE ALFEEを待っていたし、THE ALFEEもライブをしたかったというのがすごく伝わってくる熱いコンサートでした。レジェンドのライブってすごいです!  ライブ前は1回行けば満足すると思っていたんですけど、結果的にすごい衝撃を受けて、「来年の春ツアーから私も参加します!」と心変わりしました(笑)。

高見沢俊彦の最大の魅力は「男気」

――改めて、高見沢さんの魅力ってどんなところでしょう? ゆっきー:小学生の頃の私は、完全に高見沢さんのビジュアルの虜でした。そして、あの頃の私は『ドラえもん』の歌の歌詞にすごく助けてもらったんです。  当時、私は中学受験と向き合っていました。頑張れないとき、THE ALFEEの曲は「頑張れ」と言ってくれているような気がしました。  また、実は学校で少しいじめられていて……、そんなつらい状況下の私を「タンポポの詩」がすごく助けてくれたんです。それ以降もTHE ALFEEの記憶に蓋をしたとは言いつつ、つらい局面ではなんとなく思い出していた気がします。 ――32歳のゆっきーさんの目から見た高見沢さんの魅力も教えていただけますか? ゆっきー:数えきれないぐらいあるんですよ(笑)。そのなかでも、特に「男気」です。「どうやったらファンが1番喜んでくれるか」を考えながら常にパフォーマンスしてくれます。  高見沢さんは小説も書いていて、今までに3冊の作品を発表しました。そのうちの2作目『秘める恋、守る愛』(文藝春秋)を出版した際、開催する予定だったサイン会がコロナ禍で中止になってしまって……。そのとき、予約受付分の4000冊すべてに直筆のサインを入れてくれたんです。  サインつながりで言えば、男気エピソードはもう一つあります。去年の8月25日にTHE ALFEEはデビュー50周年を迎えました。それを記念し、年会費を払ったファン限定で行われるコンサートが開かれたのですが、そのときに来場したファン全員にプレゼントが配られたんです。なかでも、特に衝撃を受けたのは3人全員のサイン色紙でした。なんと、メンバー全員が1万人分の直筆サインを書いてくれていたんです。  こういうところの男気。ファンファーストというか「みんなが喜ぶと思って」ということを絶対にやってくれる。すごく大事にしてくれるんですよね。これは高見沢さんに限ったことじゃなく、坂崎(幸之助)さんと桜井(賢)さんもですけど。
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「メリーアン」のヒットも、Xでバズったのも“事故
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