「特攻隊を笑いものにするな」と批判された男が明かす“戦争と笑いの意外な関係”…異色の芸人の覚悟
戦後まもなくとコロナ禍に見つけた共通点
――本当ですね。今度こそ忘れないようにしたい。
「エンタメは明日を乗り切るために必要なものだったんです。だから僕も、自分の活動に誇りをもってやろうと改めて思えました」
若い世代への「繋がりの大切さ」を伝えたい
――では、竹森さんのエンターテイナーとしての将来的な目標は?
「死んでも名前を残したいってことですかね。2024年12月に名古屋の劇団の方が『桜の下で君と』を上演してくれたんですよ。自分たち以外の人が演じたあの劇は、すごく良かったし嬉しかったです。
劇中にはアップダウンが登場するのですが、別の人たちがアップダウンを演じるということは、僕たちがいなくなった後もアップダウンはあの作品の中に生き続けられるんです。だからこそ、今後も色んな方たちに演じていってもらいたいですね」
――ありがとうございました!
<取材・文/もちづき千代子>もちづき千代子
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:@kyan__tama


