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1人1万円の銀座焼肉、300円のTシャツ…20代女子に聞いた“若者のお金と旅行”のリアルに驚き

初めの一歩はやはり重い?

「よく海外旅行に行く人は、やっぱり家族がもともと海外旅行好きとか、学生時代にちょっとだけでも留学した経験があるとかが多いように感じます。少しでも海外経験があると、ハードルはグッと下がるなと思います」  やはり初めの一歩ですね。0から1ってどうしても重たくて、1から2、2から3はスモールステップになりやすいです。  自分の家族を見ていて、きっと私もレジャーネイティブに育ててもらったなと思います。私の親は旅行が好きで、海外旅行にも行っていました。他には、スキーや海遊びをきっかけにスキューバダイビングなどひと通りのレジャーを子どもの頃に経験させてもらいました。  その一方で、そもそも家族旅行ってほとんど行ったことがないとなると、大人になってから第一歩を踏み出すのは本当に難しいなと思います。  例えば、幼少期からあんまり旅行に行ったことなくて、年に一回帰省するくらいとなると、大人になってからスキーを始めるのは本当に難しいです。私の夫は後者のタイプで、大人になってから家族でスキーに行きたいからトライしたけれど、やっぱりできなくてもう諦めてしまいました。子どもたちはすぐできるようになるので、「パパ、大丈夫?」って状態になって、パパは引退です。 「まさにレジャーネイティブ、旅行ネイティブはキーワードだと思います」

Z世代が旅への一歩を踏み出すにはSNSがカギ

カフェでスマホを見る若い女性

※イメージです

 晏里ちゃんは、Z世代の第一歩を後押しするものはやはりSNSが重要なカギだと考えているそうです。 「やっぱりSNSなのかなと思います。それこそ、サントリーニ島のホテル選びでは『ここってどんなところなのかな?』という期待と現実のギャップをなくすために、SNSでたくさんリサーチして決めました。 現地の雰囲気やどのくらい楽しめるんだろうかという小さな疑問や不安を解決する情報をSNSで手軽に入手できる時代です。だからこそ、Z世代の旅行に対するハードルは今まさに下がってきている瞬間なのかなと私は思います」  私は高校生の頃から旅行をしていました。今みたいに全部の情報が揃っているわけではないから、雑誌で見たところにファックスをして予約することもありました。  今は本当に動画でどこでも見られたり、そこに行った人の生の意見も聞けたりできます。そういう意味で私たちがやっているSNSって仕事は、そのハードルをグッと下げられるのではないかと思います。  なんとか少しでも多くの方に、旅行を届けたいですね。第一歩のハードルをちょっとでも下げたいと私たちも日々SNSを頑張っています!
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お金や旅行の価値観は世代間で差があるものの…
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