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「息子さんに3年半も浮気されてたんです」二股男の親に電話したら…返ってきた“あまりに残酷な一言”

待ち合わせ場所に相手がいない! ドタキャンされた?

 待ち合わせ場所である、焼き鳥チェーン店「三代目 鳥メロ 新橋銀座口ガード下店」に行って予約名を伝えたところ、その名前の予約はないと言われます。ドタキャンされたと思っていたところで相手から「有楽町日比谷口店の方でした、間違えてました」とメッセージが届きます。  移動して、亮さんと会うことができました。亮さんは初対面なのに、親が離婚していることや、母と暮らしているけれど関係がよくないことを彩乃さんに包み隠さず話してきます。緊張しているのか、ずっとおしぼりを握りしめていたのが印象的でした居酒屋の外観「後で聞いたのですが、夫は親しくなった女性に親と仲が悪いことを伝えて断られたことがあったそうです。私は元カレはみな親と仲が良くて、だからこそ分かり合えないと感じたこともあったし、親と仲が悪いから断るって感覚が全く分からないです」  会話は盛り上がり、次は彩乃さんが気になっている映画を一緒に観に行く約束をしました。  お店を出る時に、亮さんは3歳年下なのに奢ろうとします。亮さんは大学院にも進学していたため、まだ社会人3年目でした。彩乃さんは社会人歴3年目の相手にご馳走になるわけにはいかないと1000円札を握らせて解散したそうです。  2回目のデートでも、亮さんは映画のチケットを予約してくれました。 「私も払うから、請求してね」と伝えたところ「今期最高の映画を教えてくれてありがとう」とコメント付きでPayPayのリンクが送られてきました。  こういったやりとりでどんどん印象が上がっていきます。毎週会って5回目のデートで告白されて交際がスタートしました。

好きかどうかを無視して婚活した結果、大好きな人と結婚

 彩乃さんは恋人同士になって初めてのデートで「私は31歳までに結婚したいけど、結婚願望ある?」と確認します。亮さんの結婚願望を確認して、そこから結婚に向けて進んでいきます。  結婚のハードルは親でした。亮さんの母親は、当初結婚に反対でした。亮さんが根気強く話し合いの場を持ち、息子が実家を出て離れていくことを嫌がっていることが分かります。結婚後も定期的に実家に顔を出す約束して、ようやく結婚を認めてもらいます。 男女 結婚して一緒に暮らし始めてからは、家に帰るのが楽しみで、外に飲みに行くこともなくなったそうです。 「最初に付き合おうと言ってくれた人と付き合うって決めて婚活を始めたけど、好きって言われてどんどん好きになりました。  彼は一定以上の学歴と年収など細かく条件を決めて女性を検索していて、年齢は29歳までに設定していたそうです。29歳のうちに婚活を始めなかったら出会えなかったので、本当によかったと思います」  彩乃さんに取材していて、ものすごく共感した言葉があります。 「自分は人を見る目があるって思っている時点で傲(おご)り。見る目なんてない前提でいたほうがいい」  婚活に苦戦しているという方は、肝に銘じてはどうでしょうか。  好条件だからニコニコする、条件がイマイチだから「会ってやってやろうかな」と上から目線で対応する、こうした品定め感は相手に伝わりやすく、まともな男性ほどこうした女性を選びません。 ※個人が特定されないよう一部脚色してあります。 【関連記事】⇒「デートがイオンモールなんて…」職業で彼氏を足切りする30代女性の失敗 【関連記事】⇒婚活で“雑に扱われる”30歳女性の悲劇「ホテルに行ったら音信不通」 【関連記事】⇒「太ってなくて髪もある“普通の”男性がいい」36歳女性のカン違い婚活 【他の記事を読む】⇒連載「私が結婚できないワケ」の記事一覧はこちらへどうぞ <取材・文/菊乃>
菊乃
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt
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